次のステップへ

こんにちは。
ブログを書くときはきまって、何かの節目を記録したいときかもしれません。今回書き残したかったこと。今週から正式にインターンシップが始まりました。

オランダで仕事さがし、むずかしい

というのが、この約３カ月の職探し期間後の所感です。といっても、一概に難しいというわけでなく、いまは売り手市場で仕事は十分あるので、わたしの場合は難しかったということです。特に、オランダでの職務経験がなく、希望の職種もサステナビリティに関するもの、と絞っていたからだと思います。

とくに、経験がないというのが大きいみたいです。こちらでは在学中にインターンシップをして経験を得て、多くの場合はそのまま同じ企業に就職したりするケースが多いみたいで。わたしは在学中は勉強に手いっぱいで、さらに高い学費を延長して出す余裕もなかったので、インターンシップは考えてませんでした。ですが、卒業後はなかなかインターンとして雇ってくれるところも少なく。学業と仕事を両立するのは至難の業で、たいていの学生は卒業を延期しています。矛盾してるなと思うものの、在学中に何かしらの経験を得るのはその後のキャリアに影響が大きいんだなと実感しています。

まずはインターンシップから

でもどうにか（３カ月くらい右往左往しながら）、インターンシップを始められることになりました。大学のプロジェクトつながりの、リサーチ中心の仕事です。アムステルダムにある、エッジーなベンチャーで働きます。小さなコーヒーの会社ですが、彼らの目的はコーヒーを売ること自体ではなく、コーヒーを通じて社会の不平等の是正をすること。わたしの専門はサステナビリティアセスメントと、児童労働（予定）。大学で研究した分野（サーキュラーエコノミー）とは遠い分野だけど、依然サステナビリティやソーシャルグッドのためのリサーチです。よかった。やる気が出るものだから頑張れそうです。

ちなみにオランダのインターンシップはフルタイムで600€前後が相場。安い！まさに、経験を買ってる感じ。でも、給料がでるだけありがたい。わたしは今オランダ語の勉強や論文の準備もあるので、まずは週３回から始めます。でも、週３の勤務でまかなえるかあやしい業務量。ひゃ～。ぼちぼち頑張ろう。

社会復帰

まだ暗闇が残る朝っぱらに自転車を飛ばし、ラッシュアワーで込み合う列車にゆられ、事務所に吸い込まれる。８時間後、仕事を終えて、また列車に乗り、びゅんびゅん走る自転車群に紛れて家路につく。ああ、この感じ。自転車の部分はオランダならではだけど、大勢の人とルーティンを共にするこの感じ、なんと２年半ぶり。

学生だった期間は社会と断絶されていたかというと全くそんなことはないけど、やっぱり働くと別の光景が見えてくる。ばしっと決まった表現が使えるほどの英語力はまだ身に着けていないけど、当たり前に英語をつかって日常生活、そして仕事ができている。まだひよっこではあれど、サステナビリティの分野でキャリアを築きはじめられている。

いやまだまだ、とか、本当に大丈夫かな、と後ろ向きに考えがちなわたしだけど、まずはこの一歩をちゃんとかみしめたいと思う。よくがんばっている。もちろん、わたしだけでなく、周りの人からのサポートのおかげであるが。卒業後にすぐ有名企業に就職！なんて華々しいスタートではないけど、ぬるっと、でもおそらく着実に前に進めている、はず。

仕事のアウトラインがはっきりしてきたら、みなさんにも共有できたらいいな。サステナビリティ関係の仕事って、あまりはっきりしないものが多いし。

そんなわけで、明日からもがんばります。みなさんも、がんばりすぎず、いい感じで張り合いのある人生を送ってください。それでは次回までお元気で。