見出し画像

就活とオランダ語と

こんにちは、りさです。
暑いですね。オランダもおなじく、30度を超える日がちらほら。

さて、先月末、大学院を卒業しました。長かったような短かったような道のり。

わたしにとって、この2年間はとってもチャレンジングでした。
単身で馴染みのない土地に来て、慣れない言語で新しい学問を学んで。1週間が過ぎるのがものすごくゆっくりに感じて、日々を生き抜くために必死でした。でも、ついにそれも終わり。ちゃんと修論を書きあげて、修士号を手に入れました。

めでたし、めでたし。と締めたいところですが、挑戦の道はまだまだ続きます。お金を稼がねば。オランダ語を勉強せねば。

わたしは当面、オランダで暮らしていこうと思っています。住み心地もよいし、人とのつながりもできたし、サステナビリティに関する仕事も多いし。将来のことはわからないけど、まずはここで足場を築きたいなと思っています。

こちらの大学卒業後1年間は"zoekjaar"として就労可能なビザが発給されるので、それを使って滞在を延長し、仕事探しをするつもりです。応募はオンラインからできて、とても手軽でした。手数料として€207がかかります。申請が済んだら、あとは最長3カ月待つだけ。申請待ちの間は、パスポートにステッカーをはってもらうことで仮認可となり、就労可能になるそうです。

仕事探し

今はLinkedinとIndeedなどのサービスを使って仕事を探しています。この2つがオランダではメジャーどころのようで。希望の職としては "Sustainability Consultant"のようなものなんですが、これがなかなかヒットせず。いくつかよさそうな案件には応募してみましたが、まだ連絡もなく、あまり望みがないかもしれません。
そもそもの職の幅を広げた方がいいのかもしれません。そのへんの攻略法がよくわからないので、何かしらエージェントに登録した方がいいのかなと思っている今日この頃。

海外留学を経て、改めて就活をはじめる今。「自分は何がしたいのか?」「私の何が組織・社会に役立つのか?」といった本質的な問いについて考えなくてはいけない時ですね。

オランダ語

仕事をはじめる前に中級レベルを身に着けたいと思っています。そんなわけで今月初旬にA2(初級)を終えて、9月からB1(中級)のコースに通う予定です。インテンシブコースなので、約3カ月間、2時間弱のクラスを週4日受けます。これだけ時間があるのも今だけだろう、ということでオランダ語にどっぷり漬かる予定です(今さらだけど)。

基礎はDuolingoやオンライン講座で自習して(くわしくはこちらの記事)、A2の仕上げとして2週間だけ語学学校に通いました。"Oefenen! oefenen(練習、練習!)"が口癖の先生のもと、少人数のチルな雰囲気で学びました。ほとんどの文法はすでに知っていましたが、スピーキングとリスニングの向上に役立ちました。
ユトレヒトでオランダ語学校を探している人は、Dutch Firstがおすすめですよ。

リサーチプロジェクト

もう一つ9月から新しく始めるのは、担当教授が関わっているリサーチプロジェクトにボランティアです。修論テーマのサーキュラーエコノミーに関連するプロジェクトなので、興味は多いにありながらもどれだけの負荷があるものかとびびっています。学生時代にあれほど苦しんだグループワーク、課題を仕上げるプレッシャー、そうした類のものにまた自ら首をつっこんでいることが皮肉です。研究やら分析といったものは向いていないと確信しつつ、サイエンスやリサーチに興味関心があることは変わりないようです。

こちらもリサーチの内容が詳しくわかったらみなさんに共有したいなと思います。

***

今はありがたいことにパートタイムでレストランで働かせてもらっていて、かつパートナーと一緒に住んでいるので当分の生活は賄えそうです。が、長期的に考えたときに、というかもう性分として、本職というものがないまま日々を徒然と過ごすことに焦りを感じてしまいます。

ああ、もうちょっとチルに生きたい。チルに、というか、目の前のことや小さなことに心にさざ波を立てないで生きたい。
というのも、願っているだけではかなわないのでしょう。自分の性分を踏まえたうえで、なだめすかしながら、やるべきことをやるだけなんだろうな。

この記事はマガジン「オランダ留学日記」の最後になります。これからは留学日記ではなくて、なにか異なるカテゴリのものになるのでしょう。
そんなわけで、また落ち着いた頃に会いましょう。みなさん、暑さに負けずお元気で。


サポートありがとうございます。お金を使ったり体を張ったりする取材の費用に使わせてもらいます☺