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デン・ハーグの日本大使館と美術館

こんにちは、りさです。
今日はデン・ハーグに行ってきました。デン・ハーグはオランダの事実上の首都で、省庁や各国の大使館が集まっている場所です。
わたしが今回訪れたのも、住民登録の際に必要だという「身分事項に関する証明」を在オランダ日本大使館に依頼するためです。
デン・ハーグはユトレヒトから電車でおよそ40分ほど。せっかく足を伸ばすので、ついでに現地の有名な美術館にも行ってきました。
それぞれどんな感じだったか、徒然書いていきます。

身分事項に関する証明の依頼

これは、市役所に住居登録する際に必要だと言われている書類です。「オランダ アポスティーユ」などと調べるといろいろ情報が出てくるのですが、住民登録までの基本的な手続きはこんな感じのようです。

① 日本で戸籍謄本を取得する
② 日本外務省に戸籍謄本の「アポスティーユ証明」をしてもらう(無料)
③ アポスティーユ証明つきの戸籍謄本を在オランダ日本大使館か宣誓翻訳者に依頼し英訳してもらう(10€)
④ オランダ外務省で翻訳文を認証してもらう(10€)
⑤ その書類を市役所に提出し住民登録をする

これでいくと、今わたしは③のステップにいます。翻訳文は4日後に受け取れるそうなので、朝一で大使館で書類を受け取り、その足で外務省に行こうと思います。

日本大使館はデン・ハーグ中央駅からトラムと徒歩で約20分ほどのところにあります。アメリカ大使館はじめ他国の大使館がひしめいているエリアに、奥ゆかしい感じで一角を占めています。目印に日本国旗がはためいているかと思いきや、建物の正面に控えめに菊花紋章があるのみでした。この方がガチっぽいですね。

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手前の部屋のセキュリティを通って中に入ると、市役所を思わせるシンプルなつくりのお部屋。その奥が受付コーナーになります。今は新型コロナ対策として1.5m以上の間隔をあけることが奨励されていました。ただ、その時はわたし一人だけだったので特に問題もなく。日本の市役所然とした緊張感のあるところに、ロバートやいとうあさこが出ているゆるい感じのお笑い番組のビデオが流れていて、けっこうシュールでした。

手続き自体はとてもスムーズに完了しました。ただ、受付の際に日本語でよいのか少し戸惑って、かつ依頼したい事項の正式名称を覚えていなくて、少したじろぎました。ちなみに日本語で大丈夫でしたし、うろ覚えでも取得したい理由をきちんと説明すれば問題なかったのですが。
対応してくれたお姉さんがキツめ、というかストレートな感じだったので、一瞬心が折れかけました。でも、てきぱきと進めてくれてありがたかったです。

ついでに美術館に行く

せっかくデン・ハーグまで足を伸ばしたので、「マウリッツハウス美術館」に行ってきました。数年前、上野で特別展も開催されていた名高い美術館には、17世紀のオランダの名画を中心とした作品がおさめられています。その中には、かの有名なフェルメールによる「真珠の耳飾りの少女」も。

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7月1日に再開したこの美術館ですが、いまは1日前には予約をしないといけません。私もウェブサイトを通じてチケットを購入しました。ちなみにチケットは時間制となっていて、同時に館内に居る人の数がコントロールされています。混まなくて安心だし、何よりめちゃくちゃ贅沢です。フェルメールの作品も少人数のなかでゆっくりと鑑賞できました。

……
金曜日もまたデン・ハーグに行く用事ができて、なんだか親近感がわいてきました。次回はエッシャーの美術館に行きたいなぁ。
ちなみに、帰りにデン・ハーグ中央駅とデン・ハーグHS駅を間違えてしましました。Googleで「Den Haag Central」と打ってでてきたところなんだけど、じっさい導かれた場所はHS駅の方でした。うーん、次回は気を付けよう。

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