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ひきつづき勉強する口実ができました

みなさんこんにちは、りさです。
こちらオランダは冷え込んでいます。−2,3℃の日が続いていて、ただでさえ寒がりのわたしには厳しいです。ほら、そこらの運河にもうすく氷が張っています。はやく春にならないかな。

さて今週から、オランダ語の試験、Staatsexamenがはじまりました。試験は読解、記述、聴解、会話の四部門で、それぞれ別の日に設定されています。

今週だと、聴解と記述の試験がそれぞれユトレヒトとアムステルダムの会場でありました。あったのですが、受験したのは聴解だけ。記述試験のほうは、ひじょうにナチュラルに遅刻し、試験を受け損ねました。とてもupsettingかつzenな出来事でした。そして今、なぜか一皮むけた気持ちでおります。

わたしはすっかり信じ込んでいました。10時前に会場に着けばじゅうぶんだと。試験の前日、アムステルダムまでの旅程を組んで当日の朝はゆったりと長い朝食をとっていました。予定どおりに家をでて、乗りたい電車にばっちり間に合いました。

あれ、試験は10時に始まるから、9時半には現地にいないとダメじゃん。
そう気づいた頃には時すでに遅し。ただ予定通り9時55分に会場に到着する電車にゆられるほかありませんでした。

オランダの交通事情はそんなに悪くないのですが、5分~20分の電車の遅れはしょっちゅうです。そんなわけで予想通り到着が10分遅れ、10時5分に会場に走り込み受付でチェックイン。

「10時のテストを受けるんですけど」
「もう10時過ぎてるから入れないよ」
「交通遅延だったんですが、だめですか(半分ほんとう)」
「ごめんなさい、ルールなので」
「そうですか。」
「また再登録して再受験するほかないですね」
「また50€はらって、ですか。」
「はい」
「OK」

オランダ語で相手がいまいち何言ってるかよくわかりませんでしたが、試験はどうしても受けられないことだけは明らかでした。議論するほどのオランダ語能力は持ち合わせていないので、全体的にとても素直な受験者A(遅刻)というしあがりになりました。

一呼吸おいて、わたしの胸に湧き上がる色々な感情。
なんでやねん。怒り。
―いや、理由はわかる、ちゃんと事前説明もあったし、一斉オンラインテストだから途中入場は難しいんだろう。
なんで、よりによってわたしに。悲しみ。
―いや、遅刻した人は誰でも入れないんだよ。しょうがないよ。
これはこれでよかったのかもしれない。次の試験まで勉強をつづけなさいという思し召しかもしれない。自己暗示。

そんな心理的プロセスを経ながら塩キャラメルチョコレートを一気食いし、せめてもの無料のコーヒーをむさぼり、会場をあとにしました。

いらいらした時にはこの一本

外、さむいな。
アムステルダムの寒風のなかで、まだ落としどころが見つかっていない感情をなだめては、まあ元気に生きているだけありがてぇなと思うことにしました。悟りの境地です。

そういえば昨晩、自転車を漕いでいたらすべって転倒し、こわい思いをしました。氷点下の日々がつづいているなかで昨晩小雨が降っていたので、道路が凍結していたようです。いわゆるブラックアイスという現象です。チェーンが外れてしまって自転車屋さんに修理してもらうことになったので、今日は自転車がつかえません。まあ、乗らない方が安全なのでこれでよかったのかも。

なんか不運なことが続いちゃっていますが、総括するなれば、元気に生きているだけありがてぇということです。遅刻とか転倒とか、自分の注意次第でどうにかなることにはもっと気を付けますけれど。ささいなことで嘆くことができる間は、恵まれているのでしょうから。

オランダ語の試験は来週まで続きます。痛い目に合ったので、次回はぜったいに30分前に会場にいるようにします。
ちなみに、次の試験タームは3月です。受け損ねた記述試験以外も合格しているかあやしいので、それまでオランダ語の勉強はちゃんと続けていかないとなあ。

ではでは、みなさんも遅刻と転倒にはお気をつけて。


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