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Day 5. 水の惑星、ちきゅう

最近サボっておったお勉強をまた再開します。いかんいかん、テストの日にちは待ってくれない。
今日は第八章から。本当は第六章からだけど、第六章はebookのページデータが壊れすぎていて勉強にならなかった。こまったものだ!

Chapter 8. 水生生物多様性

今日は水のお話です。
第八章のラインナップはこちら。

8.1 What is the general nature of aquatic systems?
8.2 Why are marine aquatic systems important?
8.3 How have human activities affected marine ecosystems?
8.4 Why are freshwater ecosystems important?
8.5 How have human activities affected freshwater ecosystems?

地球は「水の惑星」という別名を持っている。
名は体をあらわすという通り、地球の表面のおよそ3/4が水で覆われている。
より正確には、約73%といわれている。そのうち、71%が海水、淡水はたったの2-3%だ。
こんな感じの図を目にしたことがあるかもしれない。

図の右、ちょこーんと打ってある点が淡水(freshwater)の量を示す。地球全体でいうと、利用可能な淡水はたったの1%にすぎないのだ。
(出典: "How do you use water?", Margaret Walsh)

海の生物、いろいろ

海にいる生物と言ったら魚とか貝とか美味しいものばかり思いつくけど、他にも様々いることを忘れちゃいけない。海の生物について知らないことが多すぎたので、「ヘ〜」と思ったことをメモしておく。

・ultraplanktonという種類のプランクトンが、光合成によって地球上の酸素の半分を生み出している
・クラゲは動物性プランクトンの一種(プランクトンって小さいやつばっかだと思ってた)
・エリック・クラプトンはプランクトンではない
・プランクトン以外の水生生物の区分はこんな感じ:ネクトン(nekton, 魚とか鯨とか)、ベンソス(benthos, 牡蠣とかヒトデとか)、分解者(decomposer, バクテリアとか)

海の酸性化って?

海が酸性化しているって話はよく聞くけど、そのメカニズムやなぜ酸性化したらまずいのかはよくわからない。
テキストによると、こういうことだそうだ:

・海は大気からおよそ25%の二酸化炭素(CO2)を吸収している
・そのCO2は人間活動、主に化石燃料の燃焼によって発生している
・CO2は海水と反応して弱酸(炭酸・H2CO3)を形成する
・サンゴや海洋生物の貝殻などに必要な炭酸イオン(CO3 2−)が減少する
・炭酸イオンの減少によって、海洋生物の繁殖が難しくなる
・弱酸はゆっくりとサンゴや貝殻などを溶かしてしまう

人間活動によって発生させている二酸化炭素が海の酸性化と遠縁にあるということだ。そんで、酸性度が強まってしまうと、海の生態系の鍵をにぎるサンゴをはじめとした海洋生物が繁殖できなくなるというのである。それは大変なことだ。

海の生態系と人間の暮らしの脅威としてあげられるのは、海の酸性化と気候変動といわれている。
わたしたちがはかりしれないほど恩恵を受けている海や川、湿地の力を自分の手で弱めてしまっているというのが、不都合な真実だ。

人間活動の影響と、自然の回復力

水回りの生態系について学びがら思ったことは、海洋への人間活動の悪影響は気候変動問題よりも明確だということ。
気候変動問題っていうのは、なかなか科学的事実が周知されていない問題だ。産業革命以後の平均気温は着実に上がってきているけど、「地球の周期的な寒暖差に過ぎない」とか、「環境NGOが黒幕で一儲けしようとしてる」とかそんな議論がそのへんに溢れている。こんな話で消耗しているほど、わたしたちに時間はないのだけども。

一方で、海の酸性化や海洋資源の枯渇っていうのは、人間のしわざであることがより明らかになっている。魚の取りすぎで魚いなくなっちゃった、っていうロジックは科学から遠い人にもわかる話だ。そういう意味では、より問題が明確になっているので取り組みやすいともいえる。

人間活動が自然を害しているっていうことがグローバルレベルで顕著にわかっちゃったのが、今回のコロナウイルスが招いた状況じゃないだろうか。
この数ヶ月で観光地は閑散とし、飛行機はずっと少なくなった。経済活動が止まったことは現代の人間生活の危機ではあるけど、事実として、海や空気は本来の清らかさを取り戻しつつある。透き通った青空はより遠くの景色を見せてくれるし、ベネチアの運河にはシラサギが戻ってきた。それはたったの数週間で明らかになったことだった。

これは、人間活動が環境に与えるインパクトの大きさを世界規模で、しかも全く同じタイミングでまざまざと証明した出来事だったと思う。それと同時に、自然が本来もつ自己回復力の力強さもわたしたちは目の当たりにした。
わたしは、今回のように全世界で同じ目標を元に団結することができれば、環境・社会の問題も解決不可能じゃないんだろうなって可能性を感じている。もちろん、逆の方向に行ってしまう危うさも常に抱えているけれど。

今日はこのへんで。明日も続けるぞ。

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