ケニア・ナイロビの病院に行ってみた。いくら?診察はどんな感じ?
アフリカ大好きりさぴょんです。ナイロビに来て、1か月。咳が止まらない。日本の風邪薬を飲んでも、変化なし。友人から早めに病院に行くように言われて、病院に行きました。
ケニアの病院
海外で病院に行くのは不安ですよね。国によっては診察の制度が違います。
日本は自分で風邪なら内科へ、肌の異常であれば皮膚科へ行きますよね。以前住んでいたオランダでは、まずGP(General Practitioner)=かかりつけ医 にどんな問題であろうとみてもらって、そこから紹介状を書いてもらいます。私はただピルが欲しかったのですが、処方箋が必要で、GPにあって、処方箋を書いてもらいました。
ケニアは、イギリスの植民地だったこともあって、GPの制度を取り入れている病院もありますが、病院によって違うこともあるので、ちょっとレベル高いです。
Upper hill medical centerに咳が出るから、ドクターに診察してほしいと言ったら、Chestの先生だね、と言われた。えっ、感染症やアレルギーの可能性もあるけど、胸が専門の先生に診てもらうの?と不安になりました。
そうなると、友人行ったことある病院や日本人御用達の場所が安心ですよね。
在ケニア日本国大使館のホームページにはこのように紹介されてました。
私立で有名なのはアガカーンですね。ケニアで活動する日本のお医者さんにもアガカーンをおすすめされました。
まずは、ナイロビ在住の友人にどの病院に行ったことがあるか聞きました。
Nairobi Hospital
Upper hill medical center
友人から聞いたドクターへ行こう
友人からナイロビ病院のドクターの電話番号を聞いたので、電話してみました。そしたら、電話の先は違う人で、Upper hill にあるMedical centerだと言われました。Upperhill medical centerに行ってみると、電話の人がおらず、さらに電話してみると、違う場所だというのです。電話で言われた住所で着いたのは、Forest Japan Diagnose center。
「友人よ、全然違う番号じゃねーかよ!」
今回自分でネットで調べた時に出てきた病院でもありましたが、立派な検査機がある病院だと見受けして、検査が得意な場所かなと思って候補に入れませんでした。
たどり着いて、受付で診察(Consultation)を受けたいとお願いして、先生に診てもらいました。事前の電話で13:30頃に行くと予約していきましたが、他にお客さんおらず、スムーズに診察になりました。
診察
紹介されたのはケニア人の女医さんでした。最初に自己紹介をしてとても丁寧な感じでした。どんな症状で、いつから、いつも飲んでいる薬はあるか聞かれました。
聴診器で確認して左胸に委縮が見られるということでした。これは説明を付けたのですが、胸の部分で委縮してるとしか言われず、感染の疑いがあるということでした。
そのため、血液検査と胸の-Xrayをとると言われました。この時の先生は結構丁寧に説明してくれて、血液検査で白血球の数を見たい、感染の場合は何のVirasがわかってそれに合わせて薬を出せるという説明でした。胸の-Xrayはいらないんじゃないかと聞きましたが、感染でも血液検査で出ない可能性もあって、胸の-Xrayは必要なものだということでした。検査代を稼ぐための言い訳だったかもしれませんが、とても丁寧に説明してくれて納得しました。
検査の前に全部でいくらかかるか聞きました。12,000シルということでした。高いなと思ったけど、日本で保険3割ではなくて、10割ならそれくらいかかってるだろうなと思い、妥当な値段かなと思いました。
ほかの病院では検査前に検査費を払わないと検査できないというのを聞きましたが、この病院では検査前に支払いは求められませんでした。
血液検査
採血は痛かったです(笑)私は血管がちゃんと見えるので、看護師さんが失敗することはあまりないタイプなので、日本だったら痛いということはないです。。。痛かったけど、丁寧な感じのお兄さんでした。名前をちゃんと確認して、日本のような手順でした。検査結果に50分待ってほしいと言われました。
胸の-Xray
次に胸の-Xray。「ブラしてる?」と聞かれて、取ってキャミソールでXray撮りました。日本で何度も胸の-Xray受けたことがあるから、わかったけど、初めてだったら、あのお姉さんの説明じゃ全然わかないと思う。終わった時に「Done」とだけ言われて着替えて、部屋を出ようとしたときに誰もいなくて、お姉さんを探して、「待たばいいの?」と聞いて「うん」と言われただけ。ちゃんと案内してくれないのはケニアだね。
病院はよくカフェとかが1階に入ってるんだけど、この病院のビルはカフェがないので、待合室で今、この記事を書いています。パソコンをたまたま持っていたので、暇つぶしができてよかった。
診断結果
結果が出たらしい。予言通り50分!ケニアだと言われた時間の倍かかるので、よかった。血液してくれたお兄さんが結果が出たからそのうち先生から説明があるよと言われ、5分後くらいに呼ばれました。
診断結果はだたの風邪。よかった。
血液検査の結果をとても丁寧に教えてくれました。結果の書類を見せながら、「この数値が正常値内なので、感染症の疑いはありません。」「もしコロナの場合はこの数値が50とかになるので、コロナではありません。」。いわゆる一般の風邪(flu)ということでした。
咳が出るということで、肺の負担を減らす?シロップと錠剤が処方されました。
今回の病院を利用した感想
待ち時間は最低限。
お医者さんの説明はとても丁寧
ほかに利用者が数人。混みあってなくて、よかった。
ということで、病院はよかったと思います。
アガカーン病院で健康診断を受けた時に、病気になるくらい待った。5時間以上待った日もあって、全部で4日間かかった。
Forest Japan Diagnose centerは、比較的新しい施設で私立だからなのか、お客さんはかなり少なくて、すぐ診察と検査を受けることができました。そして、この病院が検査する機器が揃っているので、他の病院に行って、紹介状を渡して検査をするのに待って、検査結果を持って、元の病院に戻ってというのがなかったのはあると思います。
JICA海外協力隊でお世話になった医者はとてもいい先生でしたが、検査は基本的に他の機関に行かなければならず、面倒でした。
今回私は咳だけで、熱もなく、この症状もなく、元気だったのでよかったけど、体調悪いときにめっちゃ待つのはしんどいよね。
日本人医師に聞いてみた
上記病院に行った後に、日本人のお医者さんにお会いできたので、聞いてみました。検査内容や検査結果をみて、「高かったでしょ?日本ならこの検査はしないね~」ということで余計な検査も入っていたようですが、それは患者の私にはわからないので、仕方ない。
「Xray(レントゲン)はいらなかったと思うんですけど、どう思います?」と聞いたところ、「咳がひどいというのなら、Xray(レントゲン)だけでもよかったかもね」ということでした。医療のこと全然わかっていない私。
咳がひどい場合は、喘息になってると恐いというので、聴診器を使って確認してもらったところ、喘息ではないということでした。よかった。
喘息って子どもの時にかかるもんだと思ってた。感染症の疑いがあるのかなと私は思っていたけど、アレルギーで咳がひどくなることもあり、ハウスダストとかも。ケニアの場合は粉塵がひどいので、その可能性もあると。
基本的にスーパー健康でジンバブエの2年半でも風邪を引かなかったので、今回は体調崩して心配だったのですが、ナイロビの都会生活は色々心配することが多そうです。健康でないと仕事も止まってしまった動かないし、病院代もかかってしまったので、今後予防をしっかりしないと。
海外旅行保険
海外に行くときは必ず入りましょう。何が起こるかわからない。
交通事故にあって、緊急搬送が必要になった日本人の方がいてクラウドファンディングしてましたよね。いさと言う時に数百万円、数千万円必要です。
東アフリカの優等生ケニアでさえ、医療は日本と比べたら、かなり低い。日本なら救える命も救えません。
アイエフクリエイト海外保険に入っているので、今問合せ中です。1年で20万円の保険料なので、高額ですよね。
これくらい払わないと「緊急輸送代」で2千万円でないんです。コロナ禍でアフリカの界隈の仲間で話題になりましたが、何か起きた時にアフリカから日本へ緊急輸送することが必要になった場合は、2千万円必要だそうです。保険の中で、「緊急輸送代」の上限が2千万円以上が、上限なしの保険になっていると良いでしょう。
最後に
ということで、体調崩してナイロビの病院に行ったお話でした。ナイロビ歴9年の友人によれば、その辺のクリニックに行っても全然大丈夫だよということでした。大きい病院だと時間がかかるし、人も多くてこっちが病気になりそうだし、次回は近所のところでもいいかもと思いました。
とりあえず大きな病気ではなかったので、よかった。
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