【保存版】当事者発信のブログ/詩/動画の紹介


不定期に更新予定。病とともに生き抜いた/生きていらっしゃるインフルエンサーの方々による発信を共有したい。多くの人に彼らの動画を共有したい。紹介コメントを書くべきだが、また時間ができた時に書こうと思う。

◎海老原宏美さん

《私は進行性の障害なので、いつどう死んでいくかわからない、いつまで生きられるか、いつまで体が動くかわからないという状態に置かれている。死ぬことが身近にあるんですね。だから逆に今やれることやらなくちゃとか、生に対する、生きるということに対する意識が健常者に比べると日常的に自分の中に湧き上がる機会も多い。》

海老原さんの最後の講演であるそうだ。親御さんが、本人が親の死後も自立して生きていけるように、本人が他者の力を借りることを身をもって学ばせていらっしゃったのだという。その親御さんの愛と期待に応えて、きっと多くの人たちを励まし、駅のエレベーター設置のためのロビー活動など先導していらっしゃったのだろう。強くて明るくて、私の理想とするあり方だなぁ。

◎詩人 岩崎航さん

帆花のドキュメンタリー映画をきっかけに知った詩人の方で、身体の不自由さ、四年近く吐き気に見舞われるなど、壮絶な体験をしている。1日でも辛いが、年単位で辛いとは、私の想像を遥かに超える。岩崎さんの詩集は、正直まだ拝読していないが、このサイトにある詩の一つとっても、心を撃ち抜かれる。

どんな
微細な光をも
捉える
眼(まなこ)を養うための
くらやみ
自分にも
やれることがある
その光は
離さずに
いたいと思う

点滴ポールという詩集は傑作らしい。

何を言うかではなく、誰が発するかに伝わるかどうかはかかってくる。ぜひこのインタビュー記事や詩集をご覧いただきたい。

◎山口雄也さん

頭脳明晰で表現力にも長けており、山口さんの闘病日記を読むと、、眼前にある当たり前の選択肢がどれも絶望的だと悟る若者の言葉はとても突き刺さる。私も、私に与えられた生を全うしたいと襟もとが正される。







「光うしないたる眼うつろに 肢うしないたる体担われて 診察台に、どさりと載せられたる癩者よ、 私はあなたの前に首を垂れる。 あなたは黙っている。 かすかに微笑んでさえいる。 ああ、しかし、その沈黙は、微笑みは 長い戦の後にかち得られたるものだ...。
何故私たちでなくてあなたが? あなたは代って下さったのだ。 許して下さい、癩者よ。浅く、かろく、生の海の面に浮かび漂うて、そこはかとなく、神だの霊魂だのと きこえよき言葉をあやつる私たちを。 かく心に叫びて首たるれば、あなたはただ黙っている。 そして傷ましくも歪められたる顔に、 かすかなる微笑みさえ浮かべている。   『うつわの歌』



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