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外国人配偶者のビザ停止規制について思う事

昨日の夜に領事館からメールが届いた。

私たちが取得した日本への短期滞在ビザが12月31日まで無効になるというお知らせ。(長期はまだ入れるみたいです)

いつもの如く一回読んだだけでは全て理解できないような、難しい日本語が並んでいる。
配偶者であっても日本人以外は入国できませんよということを畏まった文章で長ったらしく書いてるのである。

日本人であっても飛行機の新規予約を取らせないとの発表があった時点で、この入国規制が入るのはなんとなく心の準備は出来ていたが、そこまではしないかな?という楽観的な自分もいた為正式なメールが届いた時はやっぱりちょっとショックだった。

初めはまぁ、スペイン語でいう『Lo que hay』(それしかないんだからしょうがないよね。みたいな意味。)の精神で諦めていたけど、考えれば考えるほどだんだんと怒りがこみ上げてくる。

憎むならコロナをというのはわかるが、それ以上に日本政府よちょっと酷くはないかい?と怒りを原動力に官邸に抗議文まで送ってしまった。

私は今年婚姻届を出して、8月には息子が生まれた。

日本の家族は息子にも会ってないし、結婚式(といってもコロナだから家族と近い友人とご飯を食べただけだけども)にも出席できてない。

私が筆頭者になっている戸籍にはスペイン人の旦那の名前がきちんと記されている。
家族は一緒に居るという当たり前の事さえも外国人だからという理由で許可されない。

今回配偶者ビザを取得するのに、日本における身元引き受け人の設定だったり、滞在計画や隔離場所などの書類を日本領事館に提出し、厳しいチェックを受けた上でビザを取得した。

中身を見てみれば日本人よりもしっかりと管理されるはすだ。ウィルスを入れたくないのか、外国人を入れたくないのか、

外国人は一切入国禁止、と強く早くいう事で国民の支持は得られるかもしれないが、私にはポピュリズムの始まりにしか見えない。

パンデミックが始まってもうすぐ2年が経とうとしている。もう日本を除いた欧米諸国では未知のウィルスではなくなってきているにも関わらず、日本ではエボラ出血熱かのような扱い。

もちろん水際で抑えられるのが一番良いかもしれないが、この二年間で水際で止めるのはほぼ不可能ということはわかっているはずじゃないの。

これが第一波の時であれば私も全て止めてみるのが得策だと思うかもしれないが、既に第六波、日本国内では緊急事態宣言も出てない今、ここまで厳しい規制を取り入れる必要があったのだろうか。

ネットを見ると、こんな時に帰ってこなくても良い。外人入国停止と言いながら配偶者は入ってきているじゃないか!と怒ってる人たちのコメントが目に入る。

島国根性と言ってしまえば終わりだけど、日本人にはエンパシーが欠落してるんじゃないかと思ってしまう。

世界で起きている事はなんか他人事で、日本で起きている事だけがリアル。
私の住むスペインではコロナはもう普通のインフルエンザの様な感覚になってきているが、日本のニュースしか見ない人たちは必要に煽るマスメディアの刷り込みでかかったら最後、もう止まらない。みたいな恐怖のウィルスのままだ。

私は別にコロナを怖がるなと言っているわけではなく、きちんとマスクをして、手洗いや、自分の免疫を高める。ワクチンを摂取できて入れば有耶無耶に怖がる必要は無いということを言いたい。

怒りの矛先がわからずダラダラと書いてしまったけど、一刻も早い規制解除を祈るばかりである。



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