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Black out Tuesdayって??

ブラックライフマターという運動は以前からあったが、先日ミネアポリスで起こった白人の警察官が黒人男性の首の上に膝を当てて8分間押さえ込み、黒人の男性はその後病院に運ばれたが亡くなったという事件後に色々な所でデモが起こった。

今日、火曜日にそのブラックライフマター運動をサポートする人たちが真っ黒な画像をインスタグラムやFBでシェアしてサポートしたのがBlack out tuesdayの意味。

アメリカの黒人男性は白人男性に比べて3倍以上警察に殺されており、2013から2018年の20代黒人男性の死因の6位が警察の暴行に夜もの。

この数字を見てどう感じるでしょうか?黒人はギャングスターみたいなカッコをしている人が多いから悪い事してる確率が高いんじゃない?とい人もいるかもしれないが、武器を持っていない確率は白人男性と比べての1.3倍多いにも関わらずだ。

こちらのWEBサイトからの情報 https://thesocietypages.org/toolbox/police-killing-of-blacks/

ほとんどが平和的なデモにも関わらず、日本のテレビが写すのは黒人が車を壊したり、お店のガラスを割っていくものばかり。

このニュースを見ながら、去年のカタルーニャ独立の時のバルセロナでのデモと一緒だと感じた。

90%の平和的なデモはテレビ的に面白くないのだろう。10%の攻撃的なデモばかりで、コメントも『暴力からは何も生まれないのに。。』とか言ってる。

この暴力的なデモをする人たちはプロだ。運動なんて関係なくただ、騒いで色々壊したいだけなのだ。

去年のバルセロナの時もヨーロッパ中からからカタルーニャを救おう!という免罪符を持って騒げて警察に楯突ける場所を探しているアナーキスト達がわざわざやってきてゴミ箱を燃やしたりしていた。

今回の暴力的なデモは黒人の運動で黒人が壊したりしているので判りにくくなっているが、カタルーニャの時となんら変わらない。

一定数いる騒ぎたい人たちを汲み取って他の平和的なデモを取り上げないのはおかしい。

両方とも事実だけれど、与えられる情報だけではなく自分から取りに行かなきゃこうやっていつの間にかマニピュレートされてしまう。

ありがたい事に今はFBでもニュースや一個人が取った動画が流れてくる。ユーチューブはたまに変だけど字幕もでる。

こんな良いツール使わない手はない。

オーストラリアでは#Blackouttuesdayと一緒に先住民アボリジニーの権利や差別をなくすような運動を一緒にしている。このBlack lives matterというのは白人と黒人だけの戦いではない。全ての人種差別に対しての戦いなのだ。

Black lives matter!(黒人の命は大事だ!)と叫ぶ黒人の横でAll lives matter!(全ての命が大事だ!)という白人達がいる。

この件に関して歌手のビリーアイリッシュがインスタグラムでコメントしている。

『もしあなたの友人が腕を切った時に、全ての腕は大事だからと友人全員にバンドエイドが配られるのを待つ?待たないよね?初めに腕を切った友人を助けるでしょ?だって彼らは痛みを訴えているのだから!もし、誰かの家が燃えていたら、消防隊は初めに他の家を守るようにブロックを作る?全ての家が大事だから??違う!燃えてない家には何も必要ないんだ。あなたが要らないと言っても白人にはPrivilege(特権)が与えられている!自分が思う以上に白人であるだけでPrivilegeがある。』

とこの運動に対して批判的なコメントをしている人たちを批判というかほぼ罵っている。

その国で育って、自分の国なのに射殺されるような差別があるアメリカ。

私が感じた差別なんか屁みたいなもんだ。

このBlack out tuesdayの投稿で何が変わるんだ!みんなやってて飽き飽きだという人もいるが、何が変わるかはわからないが何もしないよりはましだ。投稿する事によって最低でもあなたがこの件に関してどう思っているかの意思表示にはなる。



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