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子育ては親の背中をみせること。娘が6歳になりつくづく思う

2022年4月わが家の娘はついに小学生になります。

娘が生まれてはや6年。

初めての子育て、大変とは聞いていたものの想像以上に大変すぎて、心の中で「知ったかぶりしてました、ごめんなさい」って謝っていました。
目まぐるしく、あっという間に過ぎる毎日。
すべてが娘中心。

娘の成長に喜び、ときに不安になり心配になり…

彼女に何をできるんだろう
何をしてあげたらいいんだろう

巷に溢れる育児ハウツー本。
Twitterやインスタグラム、SNSでも子育ての話、知育の話、習い事の話、保育園の準備などなど…
親になったとたん、こうするべき、ああすると良い、なんて情報が波状攻撃のようにやってきます。

まるで宝を探すように、大海原をもがくように、子育てって何がいいの?何をしたらいいの?なんてさまよっていました。
でも子育ては待ったナシで突き進み、ゆっくり考える時間もありません。

仕事にも翻弄され、子どもはどんどん大きくなる、焦る。

早いうちに○○をするといい
大きくなる前に○○をするべき
〇歳までに○○がおススメ!

そうなんだけど、できたらベストかもしれないけど…
いいと言われるものがあまりにも多すぎて

全部できるわけがないじゃーーーん!。゚(/□\*)゚。

ぽーんとさじを投げられたらどんなに楽なことなのか。
親だからこそ、悩むんですよね…。
ごろんと横たわって寝転んでゲームをしてるパパを見ると段々憎らしくなってきます…。

娘の行動が発言が…私そっくり!

娘の成長と共にふと気づくことがありました。

娘ちゃんったら、ママの言葉づかい、ママのやることまねしまくってる??

ふとした言葉のくせ、いいまわしは意味を理解しているのか怪しいけど、大人みたいな言葉が出てきて、しばしば驚かされます。

6歳の誕生日プレゼントには、おもちゃのパソコンをずいぶんねだられました。

あまりの熱意に押されてプレゼントにして贈って気づいたんです。今こうしてnoteを書いたり、ブログを書いたりパソコンを開いてる私の姿を見ているから?
パチパチパチ…両手でタイプするフリしていて、まるでブラインドタッチを極めた人のよう…。
実際は、エアーでタイピング⇒ときどき人差し指でキーボードをタイプしてたんですが。

最近では子ども雑誌の付録についているスマホの形をしたおもちゃを「絶対にほしい!!」と本屋でごねた押されたので、買い与えたところ…

「ママにメールを送るの「好き(ハート)」って!」
あら、なんて嬉しいことを…とちょっと喜びつつも。

なぜかスマホのおもちゃをもって寝室に入ると枕元に置くのです。
もしやもしや…
パパやママがスマホを枕元に置いているのをマネしているのかい…?!
おもちゃを抱きしめて寝ている姿を見つけたときは、スマホで寝落ちしたパパや私の姿そのもので、「こりゃたまらん…」と心がざわついたものです。

子どもは本当によく見ています。
感覚器がどれもこれも敏感なのか、見ていないようで見ていたり、聞いていないようで聞いていたり…。
これは気が抜けないな…と思いつつも、24時間は無理。
無理をする姿は見せない方がいいしな…なんて考えていたら。
子育てって「親の背中を見せること」なんだなって、なんとなしに脳裏に浮かんだのです。

子育ては親の背中を見せること、親自身が楽しみ、何かに懸命に取り組んでいる姿が一番

子どもはとにかく親をよく見ています。
生活習慣だけでなく、親の態度、人への対応の仕方、仕事への取り組み方…
わからないなりに、敏感な感覚でもって察知し、無意識の中に取り込まれていくでしょう。

かとって、親の気が休まらないとか、下手なところを見せられない、なんて気を張るのもよろしくなくて。結局は嘘をついている背中になってしまうし、四六時中気を張る大人にはなってほしくない。

仕事でがんばったらしっかり休んだり、自分の好きなことをしたり。
怒ったり、泣いたり、それも自然な感情。
子どもが見ているからって親が自分らしさを消す必要はないのではないでしょうか。
パパだってママだって、辛い時があれば泣けるときもある。
自分の感情を否定しない親は、子どもも自然とそうなるでしょう。

仕事にいきたくない、嫌だ嫌だって言っている親を見れば、大人になって働くのなんて嫌だな…なんて子どもの目にうつり、無意識の中に刻まれているかもしれません。
大人になるのも働くのも嫌…なんて子どもが成長していってほしくない…。
だからと言って子どものために平気な振りをするんじゃなくて、自分が楽しく働くためにどうしたらいいのか、考えて工夫して、行動に移していける背中を見せられたらいいんじゃないでしょうか。

娘を産んでから、なんと自分が何も知らずに生きてきたのか。
出産、育児は自分を省みる機会になりました。
いまや娘は自分の鏡のようです。

娘からはこんな風に見えているんだと、反省しきり。
でも嬉しいこともあったりします。

子どもにこうあってほしい、ああなってほしい、苦労させたくない、辛い思いをさせたくない…親としての抱いてしまいがちな気持ちです。
…が、親が望むように生きるのは子どもにとって窮屈で仕方がない。
そして自分で決められない子供になってしまいます。

親の力で子どもの行く道を決めるのではなく、「こんな生き方もあるんだよ、私の生き様を見たらいいさ!」なんて、背中を見せるだけでいいのかな…巷の情報に振り回されずに。

やりたいことをやって楽しそうにしている
自分の気持ちに沿った行動ができる。
できなくても、状況が厳しくてもそうなるように努力している。
そんな背中を娘に見せたいな、なんて来月小学生になる娘を見て思うのでした。

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