明日の私へ〜私と頭をブンブンまわすの話をする〜

 こんばんは。イズです。
今日は夕ご飯の前に少し寝てしまいました。睡魔には勝てない。

 今日も、アイドルのお話をしていきましょう。アイドルというより坂道といった方がいいかも。

 乃木坂46にハマった私は、YouTubeのおすすめに出てくる欅坂46の存在を意識し始めていました。

 デビュー曲を聴いた時から、圧倒的な存在感の平手友梨奈さん、それから激しいダンスと激しい歌詞。すごいけど、痛くて、すごいと認めたくない感じがありました。私の欅坂46の印象は「頭をブンブン回して髪の毛で顔を隠す集団」でした。尊敬と、羨望と、嫉妬がこもっていたと思います。後ろのふたつが強いかも。今思えば、ずっと頭の中にチラついていた存在だったんだと思います。

 痺れを切らして、欅坂の曲を聴いてみました。何から聴いたんだったっかな。思い出した!「黒い羊」です。

「黒い羊」欅坂46 作詞 秋元康 作曲 ナスカ

 まって、痺れを切らしたわけじゃない!
寝起きに急に聞きたくなったんだ。頭の中を歌詞がよぎったんだ。思い出しました。

 前に、「想像ラジオ」の小説が流れ込んできたというお話をしたことがあったと思います。同じように、急に黒い羊の曲が頭に流れてきてそのまま聞き出したんだ。

 黒い羊は印象深い曲です。センターで黒い羊である平手さんは誰なのか、他のメンバーは誰なのか、黒い羊とは誰なのか。わからないけど、黒い羊も、センターの平手さんも、周りのメンバーも泣いているように見えました。

 誰もが黒い羊なのかもしれない。白い羊の皮を被った。どこかを引っ張ったらその毛が抜けて真っ黒になって厄介者にされたのかな。

 白い羊のふりをしている。でもほんとは黒い羊。私は黒いと言える羊になりたい。でも慣れない。だから堂々と言える黒い羊が羨ましい。

 悲劇のヒロインのような願望なのかもしれないけど、そんなことを感じました。ある意味では自分への怒りのような、傲慢さのような感じです。

 テレビ番組のパフォーマンスは見ていたけど、改めて見て強烈な印象を残されました。

 そして、ズブズブと欅の沼にハマっていく私。

 どの曲も好きなのですが、「二人セゾン」、「太陽は見上げる人を選ばない」が特に好きです。

 頭をぶん回していた集団の印象は、いつしか、儚い美しさに変わっていました。

 彼女たちも私たちと同じように笑うんだな。笑顔になるんだな。しかもすごく素敵な。

 そしてやはり、何よりパフォーマンスが素敵。

 「二人セゾン」の中ですごく好きな歌詞があります。

「花のない桜を見上げて 満開の日を思ったことがあったか」

 桜が散った後を見て何を思うんだろう。曲では、恋人とか曲の中で去っていった人を思っていると思います。
 じゃあ私は?
 春の風景とともに、さよならをした人、今となりで一緒に笑っている人、これから離れてしまうことがわかっている人、それを思っただけで心が苦しくなる。時が止まって欲しいとすら思う。
 そんな私を無視して桜は散っていく。儚く儚く。美しく。

 一曲一曲が、歌詞の一言が、ダンスが、彼女たち一人ひとりの表情が私たちに何かを訴えかけてきてくれます。

 我ながらすごくポエマーになって恥ずかしいですが、とにかく儚いってこういうことなんだなって思いました。

 私が彼女たちの曲を聴き始めたのが2020年の3月ころ。

 欅坂46がお好きな方は察していただけるかと思います。約半年後、欅坂46とはお別れをします。

 と、今日はここまでにして、明日はお別れをするまでの話をしたいと思います。まだまだ語りたい。がんばるぞ。

 じゃあ、さよなら、今日の私

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