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まるごとカカオとチョコレート、 ピエール・マルコリーニを知る




先日、ひとり誕生日会をしました。
チョコレートジャーナリスト、市川歩美さんの記事で知った、ピエール・マルコリーニの「デギュスタシオン ドゥ カカオ」というカカオとブランドを丸ごと楽しめるプレート。
チョコレート好きにはたまらないプレートでした。
代表的なボンボンショコラとカカオの実を使った様々なスイーツが一つのプレートになっています。

ラグビーボール🏉のような大きなカカオの実の内側に白い果肉に覆われた(カカオパルプ)カカオ豆が沢山詰まっています。
左上がその白い果肉をシャーベットにしたもの。ライチのような爽やかな香りでカカオの香りは感じられません。(これは不思議)

沢山詰まったカカオ豆を焙煎すると、落花生の中身のように豆の中にカカオニブがあり、殻は食べず大抵は捨てられてしまいます。
その殻(カカオハスク)を煮出したカカオティーを商品として楽しめるようになってきたのは比較的最近かもしれません。
そのカカオティーをジュレにしたものが右下のもの。
これはしっかりとカカオの香りがします。

そして、殻の中身のカカオニブを糖衣がけしたものが中央にあるもの。
カカオニブ自体には甘味はないので、こちらのプレートは糖衣がけにしてあるようです。
カリカリとした食感とチョコレートがだんだん感じられるようになってきます。

さらに、カカオニブをすり潰していくとやがてドロドロとした液体になり、そこへ砂糖を加え固めたものがチョコレートになります。
(チョコレート精製には繊細な工程がありますが今回は割愛)

板チョコ3種は、おそらく時期によって変わるのだと思います。
ガイドプリントにスタンプが押されていました。
(そのプリント、というか説明が沢山書かれた紙はカカオハスクから作られているそうです。

ガイド。中はぜひお店で頂きながら読んでみてください、


ボンボンショコラはブランドのおそらく代表的なものがセットされていました。ボンボンショコラを食べるとそのブランドがわかるような気がします。ちょっとゆっくり味わいすぎてラストのガトーショコラをベストな状態で味わえなかったのが残念でしたが、なめらなか舌触りを楽しむことができました。


このプレートを頂く時はぜひ白湯を一緒にオーダーしてください。
ソルベや冷水で口の中が冷えてしまうと板チョコやボンボンショコラもなかなか溶けないばかりか味や香りを充分感じられなかったからです。
途中から白湯を頂き、口の中を温め、味や香りをリセットしながら頂くと、違いや味も香りもよく感じられました。

高級なチョコレートって一度に沢山買えないからこういったプレートはとても嬉しい。
チョコレートってどんな物から作られているのだろう?ということを知ることが出来、
そのブランドの特長や仕事の姿勢などを知ることができるからとてもいいと思いました。

スイーツの写真は一枚のみです。
なぜなら、最高の状態で頂きたいから。
(ゆっくり食べすぎたのは反省点)
インスタ映えスイーツが増える中、見た目は地味でも本当に美味しいものを最高の状態で食べたい、そう思います。

通年メニューにあるみたいなので、ぜひ。

minimal (東京、富ヶ谷)にも最近ブランド体験プレートがメニューに加わったので次回はそちらへ行ってみたいです。

「試食メモ」
カカオの実を外から内側へ向かって頂いてみました。

⚫︎カカオパルプソルベは初体験。
ライチに近いかな?

⚫︎カカオハスクのティージュレはカカオの香りを楽しめる。

⚫︎糖衣がけカカオニブはフルーティー。

⚫︎Bean To Bar
マダガスカル マイルドな味。あまり酸味も苦味も強くない、食べやすい。

サントメ プリンシペ 酸味が少しあるけど苦味は少なめなマイルドな味。

チャイナ 口に入れてすぐ、コーヒーのような香りがするがすぐに苦味がくる。
苦味は一番あるけど甘味もある。酸味は少なめ。

⚫︎ボンボンショコラ
ピエールマルコリーニ グラン クリュのボンボンショコラ
食べやすい味。酸味苦味ナシ。

クール フランボワーズのボンボンショコラ
??チェリー感。…甘め。

⚫︎ガトーショコラ
少し時間が経ちすぎてしまったのか脂っぽくなってしまった…


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