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ずっと私の右手をあなたの左手と繋いで生きていきたい
最愛のパートナーへ送る、公開ラブレターみたいなものです。
人生とか、健康について深く考えるきっかけがあったので書くことにしました。
私は、幼い頃から手掌多汗症と呼ばれる症状があり、手汗が酷いことに悩まされてきました。
幼稚園で友だちと手を繋ぐと嫌な顔をされ、うんていは手が滑ってできず、小学校に上がるとプリントが汗で濡れて文字が書けなくなるので、何とか下敷きや定規を使って工夫していました。
思春期になると、恋人と手を繋ぎたくても、相手がどう思うかの前に私が気にしてしまい、代わりに腕を組んでみたり。
社会人になると、握手をする場面があると気後れしたりと、色々と悩んできました。
今の結婚相手であるパートナーとお付き合いを始めた時も、手汗の悩みを伝えました。
「俺は気にしないけど、里紗が気になるならば、手術も検討したら?」と言って、手術ができる都内の病院を調べてくれました。保険適用で日帰り手術ではあるものの、全身麻酔が必要だし神経を切る手術なのでもちろんリスクもありました。費用もそれなりにします。
他の部位からの発汗を最小限にするため、まずは利き手の右手だけ手術をすることにしました。
手術は無事終わったのですが、術後の神経痛が長引いて運動もあまりできない日々を何とか乗り越えて、今では運動もできるようになりました。
ただ、その過程で体力はだいぶ落ちてしまいました。
それから1年ぐらい経ち、その間仕事がかなり大変だった時期や、結婚式準備、新婚旅行、片頭痛との戦いや私の通院など、二人でいろいろ楽しいことも大変なことも乗り越えてきました。
二人でお気に入りのスーパーやドラッグストアに買い物に行ったり近所のファミレスに行くような、ささやかな日常の幸せも味わえました。
そして、どんな時も、私の右手はしっかりと彼の左手と繋がれていました。
私が不安や怖さを感じて強く握ると、強く握り返してくれる、その安心感でどれだけ救われたか感謝しきれないです。
最近、住宅購入を考えていて、ライフプランを設計しています。
この先も、ずっと、末長く、私の右手と彼の左手をしっかりと繋いで、二人で困難に立ち向かっていければいいな。
そんなことを日々思っています。
支えてくれて、いつもありがとう。
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