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友達の突然の結婚報告を受けて、悲しい気持ちになった話。
4月から繁忙期に加え、産休に入る同僚の引継ぎ、資格の試験勉強など、とにかく疲れ果てた毎日を送っていた。
一瞬出来た彼氏にお別れを告げたのもこの頃。
詳しく書くほどの思い出もないのだが、年々人を好きになりづらくなっていることは理解した。
そんな中、やっと終わった繁忙の波。
ゆるーくマッチングアプリを再開してみたはものの、平日は夜な夜なメッセージを確認する元気もなく、なんとなくマッチングして放置して終わる、大変失礼なことをしていた。
そして今日。
週明けでなんとなく色んなもやもやが浮かぶ。
また毎日の通勤ラッシュも重なり、こんなに人が飛び交う東京でマッチングアプリで顔出ししている自分に対して、急に恥ずかしくなっていた朝だった。
ふとスマホを見ると、地元の友人からLINEが来ていた。
・実は数年前から付き合っていた彼氏がいて、その人と結婚することになったこと
・地元を離れて生活することになること
どれも初めて聞くことだった。
彼女にはよく自分の恋愛話をしていた。
元彼が〜、マッチングアプリで〜、会社の人が〜、なんて。
彼女からは彼氏がいるなんて、一言も聞いたことがなかった。
それが今日、突然の結婚報告である。
わたしの話をどんな気持ちで聞いていたのだろう。
知らない間に、心の中で泣いていた。
もしかしたら彼女はずっと気を遣っていたのかもしれない。
いつ言おうか迷っていたら、数年経っていたのかもしれない。
けれど、なぜ言ってくれなかったんだろう。
言うタイミングなんて、いくらでもあったのではないか?
今付き合ってたことを言われたことに、ショックが大きかった。
とにかく長文で送られてきたLINEを見なかったことにして、仕事に取り掛かった。
そして仕事終わり、やっとの思いで返信した。
おめでとう
報告してくれてありがとう
またお祝いさせてね
いつものわたしでいるために、絵文字もつけて明るく振る舞った文章にした。
文字だから、声や表情が伝わらなくてよかったなんて思った。
もちろん彼女を責めるつもりもない。
けれど、わたしには大きなゴールに結婚があることは改めて認識した。
けれど何もやる気が起きない。
年々、わたしは結婚に程遠い人間になりつつある。
***
はー。
悲しい気持ち、ここで呟いて、なんだかどうでも良くなった気がする。
明日からも頑張ろう。
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