【LIPS labo】2024秋冬コスメ「国内のトレンド」と「最先端中国トレンド」の実態を調査【2024年8月号】
こんにちは。LIPS編集部です。LIPSユーザーの美容事情や、ビューティートレンドをピックアップする『LIPS labo』。今回は、「2024年秋冬の新作コスメ」から今後話題必至なトピックを考察。さらに、記事後半では中国人インフルエンサーLinさんへ、今のメイク界を牽引する「中国の最新美容情報」についての取材を敢行。日本でのNEXTバズとなりそうなトピックをご紹介していきます。
1.【アイシャドウ編】煌めきを纏う"ラメカラー"に熱視線
今季発売が発表されているアイシャドウで、非常に多かった共通点が"煌めき”。
近年のトレンドでは、ラメはグリッター等でプラスするような傾向にありましたが、今季はキラキラなラメ入りアイシャドウで仕上げるのがポイントとなりそう。
特に注目したいのは、DECORTÉのシングルアイシャドウ「ダズリング ジェム」。
昨年同ブランドから発売され、LIPSベストコスメ2023でも3冠に輝いた「アイグロウジェム スキンシャドウ」に続くアイテムとして、発売前からSNS等でも話題に。
宝石のような輝きながら、肌から浮かず使いやすいラメ感なところが高評価の様子。また、ネックであるラメ飛びが気にならなく肌にピタッと密着するテクスチャーであるところもポイントです。
前述の煌めきラメカラーに加え、今季注目の高さがうかがえるのは夕暮れ〜夜空をイメージしたようなくすみピンクカラー。
昨年の秋冬はベージュ系やモーヴカラーが注目となっていましたが、今季は赤味のあるカラーで秋の夜空のような奥行きのある目もとを表現することができそうです。
2.【チーク編】差のあるカラーで立体感を演出
これまでも色の異なる2種類のチークを重ねて立体感を表現するメイクは、定番となっていましたがそれが1つのパレットで叶うようなアイテムが今季は多く展開されています。
カラーで注目したいポイントは、色やトーンに差があるカラーの組み合わせが多くなっている点です。
特に、KANEBOの「ムードブースティングブラッシュ」は、一見チークとは思えない斬新で鮮やかなカラー設計で、心を掴まれた方も多いのではないでしょうか。
その色の差が単色では叶えられない、立体感を叶えてくれるとクチコミが集まっています。
また、ハイライト一体型の「ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ」も発売前からSNSで話題を集めたアイテム。ハイライトを重ねることで、ナチュラルに綺麗なツヤ感を演出できると評判。
質感としては、上半期のトレンドであったリキッドやクリームタイプの濡れツヤ感というよりは、パウダー状のパールやハイライトで作るふんわりとしたツヤ感がトレンドなると予想します。
特にチェック必須なチークのトピックは、"アンダーアイチーク"という目の下の高めの位置に横長に入れるメイク方法です。
中華メイクではもう定番化されたメイクですが、海外の有名人・韓国アイドルなども取り入れており、日本国内でも広がりを見せています。アイドルのような可愛らしい印象に仕上がるだけではなく、顔の余白感を軽減することができ中顔面短縮効果があるなどといった理由から、SNS上でも投稿が見受けられるようになっています。
そのような傾向から今季は、チークがメイクのポイントとなるのではないでしょうか。
3.【リップ編】肌なじみ重視のヌーディーカラーでシャレ感リップに
秋冬リップの注目カラーは、"ヌーディーカラー"です。
上半期は、通称”ウサギの舌リップ"と呼ばれる淡いピンク系カラーがSNS等でとても話題を集めていましたが、今季はそのトレンドと打って変わり、大人な印象の肌なじみの良いトーンのカラーが多く発売されます。
あのバズリップにクリアトーンが登場
KATEから7月に発売されるや否や欠品続出の 「リップモンスター クリアトーン」。
あえて発色を抑えて、肌なじみを重視した透け感カラーがクチコミでも大好評。
リップメイクだけ浮いてしまうことが無く、どんなメイクにも合うという点も評価のポイントとなっている様子です。
アンダーアイチークがブームの兆しとなっており、チークがメイクのポイントとなる傾向のためか、リップは主張しすぎず肌なじみの良いカラーで仕上げる事がポイントとなりそう。
4.メイクの最先端【中国のトレンド】についてインタビューを敢行
Xアカウント「中国女子の呟き」さんとしても活躍中のインフルエンサーLinさん
Q.最近中国のZ世代や若者の間で流行っているトピックはありますか?
5.日本でもバズ必至!?NEXTトレンドとは
①ワントーンカラーのメイク
②甘辛(甜辣)メイク
中国で幅広い世代に活用されている、SNS「RED(中国名:小红书)」でもこの2つのメイクは取り上げられておりNEXTトレンド有力候補になっています。
これまでも「純欲メイク」や「甜妹メイク」「水蜜桃メイク」等、中国発のメイクが韓国や日本でトレンドとなってきた背景もあり、この「甘辛(甜辣)メイク」も、中国のトレンドを経て日本でもブームを起こすのではないかと期待。
これまで日本でトレンドとなった中華メイクは、「愛らしさ」「甘さ」「純粋」など、どちらかというと可愛いイメージを彷彿とさせるメイクが多い印象でしたが、「甘辛(甜辣)メイク」は欧米風のメイクのカットクリースが使われるなど、これまでのトレンドメイクとはまた一味変わったブームとなりそう。
近い将来日本にも来るトレンドトピックは?
①日本のSNSでも出現中!「ホクロメイク」
日本でもジワジワ投稿が増えている「ホクロメイク」は、人気コンテンツである"顔の余白軽減"や"中顔面短縮"などのコンプレックス解消にも効果的で今後日本でも伸びることが予想できます。
そんなホクロをナチュラルに描けるような、自然な発色感・毛先の細いアイライナーのニーズが高まるのではないでしょうか。
②一歩先を行く「ネオ束感つけまつ毛」
日本でも引き続き人気の束感まつ毛ですが、美容トレンドセッターの中国ではよりバラエティ豊かな束感まつ毛にアップデート。
日本発のブランドTouchxMatch から「Milagros Eyes」という今の中国のトレンドに近いつけまつ毛が発売され、これから広がりを見せるのではないかと考えられます。
③日本進出も近い!?「医師監修スキンケア」
いわゆるドクターズコスメに位置付けされる医師監修のスキンケアが人気という中国。
最近では、中華コスメ「花西子」の姉妹スキンケアブランド「OGP(オージーピー)」が日本進出を果たし、 エイジングケアにぴったりな"銅ペプチド"が配合されたアイテムに、クチコミでも注目が集まっています。
中国では、20代前半から本格的にエイジングケアを始める人が多い傾向にあり、エイジングケア文脈のアイテムや医師監修アイテムが今後日本に進出した際には、たちまち人気に火が付くのではないでしょうか。
6.中国国内では中華コスメの支持が厚い!
Q.中国の若者やZ世代の間ではどんなコスメブランドが人気ですか?
中国国内で中華コスメの人気が一強となりつつある理由として、今のメイクトレンドは中国発信のものが多くそのメイクを再現する為には、中華コスメが最適であるからだと考えられます。
例えば、シェーディング1つとっても、人間本来の影が再現できるようなグレー系のシェーディングのカラー展開があるなど、メイクの再現度がアップするアイテムが揃っているのだそう。
何よりも立体感を重視する中華メイクにおいて、そういったカラー設計がとても重要なポイントになっています。
中国では、SNSをフル活用したマーケティングが成功のカギ
中国のZ世代はじめ、40代前後までの男女が幅広く活用しているSNS「RED(中国名:小红书)」は美容情報のみならず、あらゆる検索エンジンとして愛用されているという。
日本企業のアカウントも存在し、「マツモトキヨシ」「スギ薬局」等が、日本企業アカウントのフォロワー数上位にあり、SNSの運用に力を入れていることから中国でも購買に繋がっているのだそう。
日本のアイテムの需要はいかに…
日本への中国人旅行客の行動パターンとして、コロナ禍前までは"爆買い"といった行動がトレンドとなっていましたが、今はリピーターが多くなっており、物を買うよりも食事や観光など体験を目的としている人が増えているのだとか。
その状況下でも日本土産として「SK-Ⅱ」は人気であり、その理由の1つとしては、世界的に人気のある芸能人を起用したプロモーション力も影響しているのではないかと考えられる。
7.中国トレンドに伴い、脱・甘めメイクの兆しとなるか
今季のトレンド考察においても、上半期トレンドのトピックであった甘い印象から、やや大人っぽい色味のものが増えており少しずつトレンドが動き出しているのではないかと予想できます。
日本ではこの一年ほど大きなメイクトレンドがありませんでしたが、中国のNEXTバズとして有力な「甘辛メイク」や「ブラウンカラー」が、久しぶりの大きなメイクトレンドとなることに期待。
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