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SNSを通した"自分"の発信。時代を変えたコロナの影響とは?【2021年11月1号】

こんにちは、LIPS編集部です。ブランド広告主様に向けてマーケティングの支援をしている『LIPS labo』。今回は、2019年のユーザーインサイトにあった「自分軸」について、さらに時代を変えたコロナ禍におけるトレンド、2020年の「マスク美容」「マスクメイク」についてを紹介します。

1、【2019年】SNSを通した自分。他人軸から自分軸の傾向に

これまで過去5年のトレンド傾向と題し、振り返ってきました。
「LIPS」のローンチから、美容とSNSは切っても切れない関係であることが分かりましたが、その中で『SNSを通した自分』というユーザーインサイトが顕著に現れたのが、2019年。

「SNS疲れ」という言葉をよく耳にし始めたのも2019年頃と記憶しています。完成されたキラキラした投稿に疲れ始めたユーザーたちは、SNSを通じて「自分自身をさらけ出す」ようになります。

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「TikTok」で「イケてない」「ダサい」「芋女・芋男」だった過去から、今の「イケている自分」を見比べるショート動画がバズり始め、「垢抜け」というキーワードが注目され始めます。

LIPSでも、人気投稿「#垢抜け」が広がり出したのは、同年2019年。現在でも人気は続き「#垢抜け」が付けられた投稿は、年間数千件を超えています。

垢抜ける方法として「眉毛の整え方」「初心者さんでもできるメイク」「ダイエット」の投稿がグンと増えたように感じます。

2、【2019年】憧れ軸から共感軸に。定着した「推し」という概念

2019年、美容業界で最も注目を浴びた方といえば「田中みな実」さんが挙げられると思います。

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インスタライブをすれば4万人以上が視聴するという圧倒的な人気を誇りました。

かつてのミューズたちは、完成された美しさで憧れの対象だったのに対し、田中みな実さんは、とにかく努力を惜しまない、その姿勢をSNSやマスメディアでも公言してきました。

実際2019年12月に発売された1st写真集『Sincerely yours...』(宝島社刊)は、初週で10.4万部を売り上げ、その後も部数を伸ばし続けるロングヒットを記録します。

自分たちと同じ悩みを持ち、悩みを解決するための努力の過程を提示してくれる、その人生観に共感する人が多かったのではないでしょうか。

そして、その過程や人生観に共感するという点は、これまでユーザーが感じていた「推し」という概念にもつながると感じています。

AKB 48やTWICEといった女性アイドルが人気を集めた理由に、努力の過程が見えたことが挙げられると思います。憧れ軸が共感軸に移行し、なりたい像から「推し」という存在に変わっていったのではないかと考えます。

そして美容、コスメという側面でも「推し」と一緒のアイテムを使いたいという気持ちが働きます。これはその人物になりたいということではなく、「推し」が推めるものを共有したいという気持ちが働いたからなのではないでしょうか。

3、【2020年】『プロデュースコスメ』元年に!

憧れ軸から共感軸に移行したことで、女優・モデルだけでなく、インフルエンサーや美容系YouTuberなど、ユーザーにとってロールモデルが多様化していきます。

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「LIPS」でも大人気の「B IDOL」をはじめ

・B IDOL/吉田朱里さん
・cimer/藤田ニコルさん
・リカフロッシュ/古川優香さん
・CipiCipi/ふくれなさん

などの、コスメブランドが2020年にデビュー。
「推し」がプロデュースしたアイテムを使いたいというユーザーインサイトにマッチし、多くのプロデュースコスメが誕生しました。

2021年も引き続き、多くのプロデュースコスメが誕生しています。

4、【2020年】マスク生活で変わった美容の意識

そして2020年コロナウィルスの感染拡大により、外出が制限されたり、マスクによるこれまでになかった肌トラブルに見舞われたりと、ユーザーの生活様式は大きく変わります。

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『美容にかけられる時間』が増えたことで、ユーザーは「ケア」への関心を高めているのです。特に31.8%が「スキンケア」に注力していると回答しており、この機会にスキンケアのブランドを一新をしたというLIPSへの投稿も見られました。引用:LIPS labo「外出自粛で美容意識はどう変わった?ミレニアル世代の美容意識徹底調査!」(2020年5月配信)

2020年、スキンケアの側面では「マスク荒れ」にアプローチできるものが注目されました。

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中でも、韓国発の「CICA(ツボクサ)」成分が注目を集めます。

ECサイト「Qoo10」の広がり、さらに韓国ブランドが一大カテゴリを築いたことなど、複数の要因がありますが韓国コスメは、ここでもさらに認知を広げていったように感じます。

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メイクの側面からも「LIPS ベストコスメ 2020年間」総合大賞で、韓国ブランドが1位・2位を獲得するなど、ユーザーにとって美容と韓国ブランドは切っても切れない関係に広がりを見せたのではないかと感じております。

ほか、マスク生活に紐づいた「マスクにつきにくいコスメ」(キープミストや落ちにくいリップ)や「メンズ美容」「メンズコスメ」「ジェンダーレス」といったキーワードも注目されました。

5、過去5年を振り返り、大きく変わったユーザー行動とは?

これまで「LIPS」がローンチされた2017年から5年のトレンドを振り返ってきました。大きく変わったSNSとの付き合い方(ブラウザ検索からクチコミ、SNS検索)ロールモデルの多様化(憧れ軸から共感軸)という点に加え、ユーザー行動の中で最も変わったのがECサイトでのコスメ購入だと考えております。

コロナ禍において、ECでコスメを購入する層は実際に増えたこともありますが、サービスとしてもこの5年で大きな成長を見せました。

そんなECとコスメの関係を、今回「LIPS」ユーザー3,000人以上を対象にアンケートを実施。ECサイトを選ぶ基準や、コスメを購入する際のECサイトの使い分け、またリアル店舗との使い分けなどについて調査。

次回2021年11月2号にて、ECサイトでのコスメ購入に関するアンケート結果とユーザー座談会の内容をお送りします。


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過去の記事はこちらから
急速なSNSの進化にマッチ。韓国コスメの勝利の法則とは?【2021年10月1号】

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