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【西武ライオンズ 今日の見どころ】同一カード15連敗なら球団ワーストタイ 同学年甲子園V投手 光成対小島 3度目の投げ合い

●1996年に青波相手の15連敗が球団ワースト

【27日◇マリーンズ-ライオンズ15回戦(ZOZOマリン)18:00】
開幕14連敗中の千葉ロッテマリーンズと、敵地ZOZOマリンスタジアムでの対戦になる。

同一カードの連敗記録を一通りおさらいしておくと、「開幕から」の連敗記録は従来のプロ野球ワーストだった13をすでに更新。

「開幕から」の条件を外すと、プロ野球最長記録が1955年大洋ホエールズの対中日ドラゴンズ19連敗。パ・リーグでは65年に東京オリオンズが、南海ホークス相手に17連敗したのが最長となっている。

ライオンズでは、95年にオリックスブルーウェーブ相手に15連敗したのが、球団ワースト記録となっており、もし、きょうもマリーンズ相手に敗れるようだと、29年ぶりの球団ワーストタイ記録になってしまう。

マリーンズ戦でひとつも勝てていないのだから、当然ZOZOマリンスタジアムでも連敗が続いており、現在7連敗中。オリオンズがマリーンズに改称して千葉に移転した92年以降、ライオンズのZOZOマリンでの連敗は、2011年の「6」が最長だったので、すでにこちらのワースト記録も更新してしまっている。

ZOZOマリンでは、2022年が2勝10敗、23年が3勝9敗、そして今年が0勝7敗と、このところ急激に勝率が悪化している。ZOZOマリンでは残り5試合。このまま1勝もできずに終わったなら、もちろん球団史上初めてのことになる。

●13年春・夏甲子園優勝投手対決 過去1勝1敗

先発はライオンズが髙橋光成、マリーンズが小島和哉。ふたりは小島が96年生まれ、髙橋が97年早生まれの同学年で、13年には浦和学院高の2年生エースだった小島が、春のセンバツで優勝。前橋育英高の2年生エースだった髙橋は、夏の甲子園で全国制覇を達成。11年前の春・夏甲子園優勝投手による投げ合いとなる。

高校時代から親交もあり、甲子園で優勝する前年、互いに1年生だった秋の関東大会の準々決勝では、直接対決も実現。互いに9回を投げ切り、このときは5対3で浦和学院が勝利。小島が髙橋に投げ勝っていた。

プロに入ってからは、20年7月22日と21年7月14日の2度、いずれもメットライフドーム(現ベルーナドーム)で対決。ここまでの対戦成績は、両者1勝1敗の互角となっている。

3年ぶりとなる同学年対決は、髙橋にとって開幕から続く自身の連敗ストップも懸かった一戦。小島のほうは、7月30日の記事(同一カード開幕12連敗ならパ・ワーストタイ 小島ライオンズ戦8連勝なら球団タイ)でも紹介したように、勝てばマリーンズ投手最長タイとなるライオンズ戦8連勝となる。

●両チームとも先週6試合で8得点と 打線が低調

先週の6連戦、ライオンズは勝敗こそ4勝2敗だったものの、打撃陣は合計8得点。1試合あたり平均1.33得点のお粗末ぶり。

ただ、マリーンズ打線のほうも6試合で同じく8得点、週末のオリックスバファローズとの3連戦であげたのは、代打角中勝也の押し出し四球による1点のみ。43イニングタイムリーヒットが出ていない。

両チームとも得点力に課題を抱えているだけに、髙橋光成、小島和哉、両先発の出来が、より大きく勝敗を左右することになりそうだ。




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