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【西武ライオンズ 今日の見どころ】同一カード開幕12連敗ならパ・ワーストタイ 小島ライオンズ戦8連勝なら 球団タイ  

●開幕からの同一カード最長連敗は13 パ記録が12 

【30日◇マリーンズ-ライオンズ12回戦(ZOZOマリン)18:00】
開幕からいまだ続いている千葉ロッテマリーンズ相手の連敗を、止めることができるのか。現在11連敗中。過去ライオンズが同じチームに、開幕から最も長く負け続けたのが、1951年の南海ホークス戦、そして70年の近鉄バファローズ戦での10連敗。すでに球団ワースト記録を更新してしまった。

同一チーム相手の開幕からの連敗記録は、1965年にサンケイスワローズが中日ドラゴンズ相手に喫した13連敗。パ・リーグでは、56年東映フライヤーズが西鉄ライオンズ相手に記録した12連敗が最長だ。

もし、きょうライオンズが敗れると、パ・リーグ68年ぶりワーストタイ記録の、同一カード開幕12連敗となる。

またマリーンズの側からすると、「開幕から」に限らなくても、同一チーム相手の最も長い連勝が11で、現在この記録に並んでいる。きょう勝利すると、こちらは球団記録を更新することになる。

●小島 ライオンズ戦8連勝になると マリーンズ投手で5人目

このような状況にあって、マリーンズの先発は小島和哉。2022年8月6日から現在ライオンズ戦7連勝中だ。この間、ライオンズ打線が小島相手に打ったヒットは最も多くて6本、奪った得点は4点が最多と、埼玉出身のサウスポーに、ことごとく抑え込まれている。

マリーンズの投手で、ライオンズ相手に8連勝するとなると、14年から16年にかけて勝ち続けた石川歩以来、球団史上5人目の最長タイ記録となる。

対照的にライオンズ先発の隅田知一郎は、マリーンズ相手の通算成績が1勝7敗と大きく負け越しており、今シーズンも2戦2敗となっている。

ただ、今月6日の対戦では、8回途中まで2失点に抑えて、勝利投手の権利を持っていながら、走者を残して交代。2番手ヤンが佐藤都志也に逆転のタイムリー二塁打を許したことで、負け投手になった。マリーンズ打線につるべ打ちされて、ノックアウトされたワケではない。

ライオンズの打撃陣は、21日の福岡ソフトバンクホークス戦で9回7安打1失点完投と、見事なピッチングをしてみせた隅田を見殺しにしたばかり。隅田に対して、大きな借りがあるはずだ。

先日、東北楽天ゴールデンイーグルスは今井達也から勝利した。ホークスは武内夏暉を攻略した。同じ相手にやられてばかりいる者たちに「プロ」を名乗る資格はない。


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