見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】左腕を得意にしているライオンズ打線 復調目指す松本航の援護を期待

●左投手相手には16勝12敗  チーム打率は.255

【12日◇マリーンズ‐ライオンズ16回戦(ZOZOマリン)18:00】
一時は8連敗していたマリーンズ相手に3連勝。ZOZOマリンでの連敗も4で止めた。きのう(11日)の試合も14安打8得点と、散々得点力不足に泣いてきた打線が上向きつつある。

これで前のカードのファイターズ戦から、5得点以上の試合が4試合続いたのだが、これは今シーズン初めてのことだ。

きょうのマリーンズ先発は、左腕のメルセデス。シーズン序盤は苦戦した相手だが、前回7月25日の対戦では、初回から佐藤龍世、マキノンのタイムリーなどで、攻略に成功した。

このところ、ルーキー蛭間拓哉の左投手に対する打率の高さが注目されているが、ほかにもマキノン、長谷川信哉、平沼翔太ら、サウスポーを得意にしているバッターが多くいる。チーム全体でも右投手相手の打率.227に対して、左投手には.255と、明らかな差がある。

ライオンズ 左右投手別 対戦打率

それもあって、相手先発が左投手のときは、今シーズン16勝12敗と勝ち越している。

ライオンズ 相手先発投手左右別 勝敗

ライオンズの先発が、およそ1ヶ月ぶりの登板となる松本航だけに、きょうもメルセデスを打ち崩して、早めに援護して欲しいところだ。

●ファーム調整から投球が大きく改善した今井 隅田 與座

松本は6月5日のベイスターズ戦で3勝目をあげたのを最後に、現在3連敗中。7月9日のバファローズ戦の3回裏に一挙7失点と炎上すると、その翌日にファーム落ち。再調整となった。

ライオンズの先発投手陣のなかで、開幕から1度も登録抹消することなく、ローテーションを守り続けているのは、髙橋光成だけ。ほとんどがファームでの再調整を余儀なくされている。

ただ、本人の努力はもちろんのこと、2軍スタッフの的確なアドバイスもあるのだろう。與座海人、隅田知一郎、今井達也と、1軍に戻ってきてからの投球内容が飛躍的に改善しているのだ。

與座海人 ファーム調整前後 成績(5/8~29 抹消)
隅田知一郎 ファーム調整前後 成績(5/22~6/8 抹消)
今井達也  ファーム調整前後 成績(5/26~7/3 抹消)

松本航は今回の抹消中に、イースタンで3試合に登板して、防御率0.86。直近3日にはマリーンズ相手に、9回1失点で完投勝利をあげている。

松本航 イースタン投球内容(7月10日 登録抹消後)

周知のとおり、今週から4週に渡って6連戦が続いていく。この先の上位進出には、松本航のローテーション復帰が絶対条件になる。完全復調のピッチングを期待したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?