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失恋の答え探しで図書館へ行ったのに錦野あきらで爆笑しかけた話。
タイトルから何言ってんのと思っただろうが、何を隠そうタイトル通りである。
恋人と破局してから2つ目の季節を迎えようとしているのにも関わらず一向に忘れる気配はなく。でも気持ちはいい感じに落ち着いている。寄りを戻したい訳でもない。
今は孤独と向き合って、欲しかったもの爆買いして、やりたいことをしている。
私は何か悩んだ時、高確率でとある図書館へ向かう。
元カレと別れる直前も行ったし、その前の彼とうまく行ってなかった時も行った。
そう別名、失恋図書館なのである。
もはやこの図書館にいるときは最高に気分が悪いので正直記憶にない。
悪い思い出しかない。
気を紛らわすための場所でしかなかった。
全く効果なかったけれど。
最近は気持ちに少し余裕ができて楽しんで本を読むようになったからか、久々の失恋図書館にテンションぶち上がり。閉館時間1時間半前に着いたもんだから、次は午前中から行こう。
私が図書館へ向かった理由の一つとして失恋してからの自分探しもあるが、ガネーシャが言っていたからというのもひとつ。ガネーシャとは夢をかなえるゾウでお馴染みの神様のことである。
ガネーシャ『仕事、お金、人間関係、幸せ。人間の悩みはいつの時代も同じや。本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにっずっと昔から作られてきてんねんで。その本でも解決できへん悩みちゅうのは何なん?自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん?』
夢をかなえるゾウ2 でのガネーシャからのお言葉である。
自分の悩みを完全に理解してくれる人などこの世に存在しないと思っている。
友人に相談というか、今の心境を話したら
「あーなるほどね」
「今日はシチュー(写真付き)」
と返信がきた。幼馴染なので許すが、
なにがシチューだよ…
もちろん返信はまだしていない。
人の行動で自分の気持ちがぐらつく自分、しんどいときもある。
本を読んでアドバイスを自分なりに解釈して行動するのが1番では?
そう思い図書館へ向かったわけなのです。
パッと目についた、人との別れに対する本を読んでいたが、話が重くどんどん暗くなった為そっと閉じた。その本の近くに、前から読みたいと思っていた夢をかなえるゾウの作者である水野敬也さんの『ウケる日記』があった。
ラッキー!と思いつつページを開いたら、1ページ目からど下ネタ炸裂。
そして文字は太字で強調されており、私が座っていた席の後ろが通路だったため人が歩いたらばっちり見える。図書館で読む本じゃねえと思いながら下ネタの部分を手で隠しながら読んだ。
図書館でエロ本読んでるんじゃないんよ……
水野さんの本は何冊か読んでいたけれど、とにかく笑える。面白い。このウケる日記というのは水野さんが更新しているブログをまとめた本だ。
水野さんの実体験が書かれているけれど、とにかくぶっ飛んだ人でこんなにもウケる話があるって羨ましいなと感じた。
中でも『錦野あきら事件』が私の中でツボすぎた。
図書館という空間で肩を震わせ笑いを耐え抜いた私をどうか誉めて頂きたい。
ブログからも読めるのでぜひ。
ガネーシャも言っていた。
『失敗を笑い話にして話す』と。
水野さんの失敗談は、その時の心境は辛いものだったかもしれないが、
読者からしたら面白い話でしかなくて、とにかく元気が出た。
悩みが増えて自己啓発、ビジネス系などを手に取る事が増えたけど、正直読んで賢くなった気になって終了のような事が多かった気がする。何故かスイッチが入らない。
本を読む楽しさは知れたけれど、実際自分の中で爆発的な効果はまだない。
何か行動しないといけない、変わらなきゃだめだと考える自分に疲れた。人のことを羨んだり、比べたりする自分にも疲れた。
ただぼーっと本を読んだり好きな音楽を聞いたり、疲れたらしっかり寝たり、何もしない時間があってもいいじゃないか。楽しいと思える時間は自分で作るものだ。
とにかく自由で好きなように生きている水野さんは本当に素敵すぎる。
結構やらかしているけれど、全てなんとかなっているし。
私の悩みはガネーシャが言っているように、人類最初の新種の悩みでもなんでもなく誰しもが抱えている悩みだと思う。
今回の図書館では答えは見つからなかった。
だが帰り道に
「いや〜錦野旦面白かったわ〜!!!」と考えながらニヤニヤしている自分がいることなど想像もしていなかった。
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