【西武ライオンズ】児玉亮涼を起点に1点を取りに行く野球

今季2度目となるカード勝ち越しを決めたライオンズ!後半戦にむけて勢いをつけてほしいところ。
楽天との三連戦では攻守でキレのある動きを見せていた児玉亮涼(25)に攻撃の起点となる役割を期待したい。


《器用にこなすバイプレーヤー児玉亮涼》

児玉亮涼(25)は俊足と小技の効いたプレー、内野の複数ポジションを守れるユーティリティ性や粘り強い打撃が自慢のプロ2年目内野手。人懐っこいキャラクターでチームメイトからも愛されている存在。

《九州の地で培ったキレある守備と走塁》

児玉はプロ2年目で2022年ドラフト6位で大阪ガスから入団した。大学までは九州でプレーしており、九州産業大学時代は大学日本代表に選出された。文徳高等学校では主将としてチームを牽引し熊本大会ベスト4まで勝ち進んだ。二学年後輩には読売ジャイアンツの萩尾匡也(23)がおり、萩尾も今シーズンから出場機会を増やしており期待株として成長を続けている。https://www.giants.jp/players/detail/2023079/ 

《社会人野球で開花したシェアで粘り強い打撃》

大学卒業後、打撃のスキルアップを目指して、社会人野球の道へ。大阪ガスでは広島カープの河野佳投手や末包昇大内野手と共に社会人野球日本選手権大会の優勝に遊撃手のレギュラーとして貢献。

《昨季は源田の代役ショートとして》

児玉は昨シーズン、正遊撃手の源田壮亮がWBCでの怪我による離脱中に新人ながら見事に穴埋める活躍を見せたことが印象的。複数ポジション守れることや走攻守を器用にこなすため、なんとも困った時に頼れる存在であったが、今シーズンはレギュラーをつかんでほしい。まずは中村剛也がDHでの出場が増えたことにより競争ポジションとなっているサードの定位置争いに名乗りをあげる。また、開幕からサードを守っていた佐藤龍世(27)の骨折による離脱も、児玉にとっては良いチャンスと捉えて活躍してほしい。

《今季の活躍~楽天戦の勝ち越しに攻守で貢献~》

6/28一試合目は2度のファーボールでチャンスメイクし、外崎修汰のホームランや今井達也の久しぶりの勝利に貢献した。渡辺久信監督代行からも評価されていた。


6/30の三試合目では得点にはつながらなかったもののツーアウトから、好投していた藤井聖投手(楽天)の直球を左中間にスリーベースヒットを放った。思い切りのあるシェアな打撃と、外野の間を抜ければ三塁まで到達できる脚力を見せつけた。

打率は.209と高くないが、出塁率は三割を超えており、児玉のチャンスメイク力は数字としても表れてきている。
二番サードに定着して、今後もどんどんチャンスメイクして、決定的を多く作ってくれるだろう。

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