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作品になって溶け残りたい。 https://lit.link/liolr

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    内容:オリジナル小説 更新:不定期 対象:liolのオリジナル小説がまとめて読みたい人向け。

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バンドマン症候群

liol   ライブと打ち上げを終えた夜。ギターを背負ってマンションの5階にまで階段で上がるとなかなかに息が切れる。建物の外につけられた、錆びた鉄階段は俺が一段昇るたびにがたがたと音を立て、夜中に昇るには薄ら気味悪い。エレベーターが壊れているらしく、修理の業者はしばらく来ないみたいだ。階段には溶けかけた雪が積もっていて、注意しないと足を滑らせそうになる。いっそ滑って落ちてしまってもいいかもな。そんな考えを振り払う。階段を登り切ってから二部屋ほど通り過ぎて、自分の部屋の前にた

    • 煙草

      電車が来るまでの待合室から見えたその人は、綺麗だった。毎日同じ時間の電車を待っては、タバコを吸って白い息を吐いた。僕はその煙の中に幻影を見ていた。それはさながらマッチ売りの少女が見たマッチの火の中の幻のように。 半年前に別れたあの子は、17歳のくせにタバコを吸った。私の前では吸わないから。そう言ったくせに、3ヶ月もすればすぐに私が話している隣で吸うようになっていた。肺が黒くなるよ。何度もそう言って辞めさせようとしたが、止めることはなかった。きっと今もどこかで吸っているだろう

      • 文化祭に出したうた

        気がつけば緑と灰が非対称 初めのうちは同じくらいに話していたのにいつのまにか俺の送るメッセージが増えていく。 帰り道貴方の影が離れてく 歩くのが早いね。待っていてはくれないね。 午後7時、君の模倣を探してる。 似ている人じゃダメなのにね。 これは愛?呪いの形。さよならの、 何も言わなければそのままいられたのにね。 17の君を愛せなかった自傷痕 こうやってまた作品にして苦しむ。 なぞるだけ。君が歌った彼のこと この歌はあの子のこととまた泣いた 夢を見た君

        • あの人に伝えたかった言葉には見知らぬ人のいいねの通知

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        バンドマン症候群

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          Instagram

          家と学校と塾の往復しかしないから投稿がこんなのしかない、早く受験終わらせて遠くに旅行行きたい

          おくすりってすごいねってお話

          小学生ごろから悩まされている症状が最近またひどくなったので病院に行った。 俺の体の7不思議(7つもないけど)の一つに『どれだけ体調に異常をきたしていても検査値に異常皆無』というものがある。頭が痛くても胸が痛くても足が痛くても腹が痛くても。 今回は息苦しさと過呼吸を診てもらいに行ったが例外なしに異常はなかった。 が、症状はあるもんねえというわけでリーゼを出してもらった。 抗不安薬で、睡眠薬としてもつかわれる薬だ。 今までずっと自力で耐えていたことが、薬を飲むだけでこうも簡単に

          おくすりってすごいねってお話

          トラウマになってたらいいとか あの人のすべてをぶち壊すような詩が書きたいとか 思うことはあるけど。 病ませていたかもしれないとなるとそれはそれで話がちがくて

          トラウマになってたらいいとか あの人のすべてをぶち壊すような詩が書きたいとか 思うことはあるけど。 病ませていたかもしれないとなるとそれはそれで話がちがくて

          大人になりたくないのになんだかどんどん擦れてしまってって

          担任にいじめられて泣いたあの時から11年 親友程度には仲がいいと思っていた子から友達じゃないと言われても無理やり笑ったあの時から10年 当時好きだった人にお前はおかしいと言われて教室が苦しくなったあの時から9年 休み時間になるたびに学校司書の先生の仕事を手伝うようなよくわからない生活をしていた頃から8年 親に殴られることに抗議したら冗談通じねえなって何故かまた殴られたあの時から7年 仲がいいと思っていた部活の人たちからハブられていたことを知っても何も知らないふりをしたあの時か

          大人になりたくないのになんだかどんどん擦れてしまってって

          手放したくない過去のはずなのに、少しづつ思い出になっていって、ついには思い出せなくなってきて、脚色して書いた小説の一体何が本当だったのかわからなくなって。そのくせたまにあの人の影を見てはくるしくなって。 いやだなあ。なにも成長しない。

          手放したくない過去のはずなのに、少しづつ思い出になっていって、ついには思い出せなくなってきて、脚色して書いた小説の一体何が本当だったのかわからなくなって。そのくせたまにあの人の影を見てはくるしくなって。 いやだなあ。なにも成長しない。

          18歳になったら。

          誕生日から二か月たった。18歳になったら、助かるもんだと思っていたし、後輩たちを助けられるようになると思ってた。 結局のところ親の保護を受ける立場というのは成人をしたからと言って変わらない。 17歳のころまでは夢見てたんだけどなー。いつか大丈夫になれるって。 無理ってわかっちゃった。どーしよ。 ODはもうしたくない。 てか唯一やったことがあるおーばーどーずがレタスなのイカれてるぜ。まったく。 でも素面で生きていたくもない。 くそだもん。この世界。 でもね、ほんとにきれ

          18歳になったら。

          小説宣伝

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          【ここにタイトルを追加】

          はじめに さてさて皆さんいつもと違う投稿でございます。 もしこの投稿を電車内で見ている人がいるなら、貴方は一旦戻って私のほかの投稿を読んでください。小説がいくつか上がっております。 周りに誰もいない貴方は下に貼った記事を読んでからこの記事に戻ってきてください。 おかえりなさい読みましたか? 電車内で読むなといった意味が分かったでしょう? 変な目で見られます。笑っちゃうから。 いやマジですごくない? 文字だけの台本で面白いのすごくない? 私にこっちの方面の知識はまったくも

          【ここにタイトルを追加】

          日記

          最近の日記はカクヨムで書いております。意味は特にないです。 日常垂れ流しなので読むのをおすすめはしませんが!

          夜もすがら想う心の正体もわからないのに何を今更

          夜もすがら想う心の正体もわからないのに何を今更

          くじら句会で特選、pixiv編集部のおすすめ。作品の伸び期かもしれない。うれしい。

          くじら句会で特選、pixiv編集部のおすすめ。作品の伸び期かもしれない。うれしい。

          最期の最後に

          此処がいい。話した君がいなくなる。僕が行きたいわけじゃない 最低な君を愛した過去はまだ嘘とならずに脳裏に残る。 傷ついた心を染める紅で君の思い出染めて仕舞おう。

          最期の最後に