アートボード_33

デザイン部でコーチングを受けてきました。

やっと最近、スギ花粉の呪縛から解放された戦車です。「花粉症がないのがこれほど楽な生活だったのか……!」と毎年のことながら感動しています。

さて、そんな話は端に置いておくとしましょう。今回はつい最近、弊社のデザイン部全員で、株式会社THE GUILDに所属されているこばかなさんのコーチングを受けてきたことについてのお話をさせていただこうと思います。「コーチングってそもそもなに?」「コーチングするとどんないいことがあるの?」などなどについて書いていきますので、お付き合いいただけると嬉しいです。

1. コーチングとは?

さて、「そもそもコーチングの『コーチ』って?」という部分から話始めますと、『コーチ(coach)』の語源は「馬車」だそうです。「お客さんを現在地から目的地まで送り届ける」というところから派生して、現在は幅広く指導者を表す言葉として用いられるようになりました。その中でも、『コーチ(coach)』の動詞形『コーチング(coaching)』は、「クライアントの目標達成を支援する」という意味で使われるようになっていきました。

企業でコーチングが導入され、目標達成など部下のマネジメント手法として注目され始めるようになると、リーダー育成やコミュニケーションスキル向上など人材の能力開発手法としても活用されるようになりました。現在では『コーチング(coaching)』とは「自発的行動を促進するコミュニケーション」という意味が一般的なようです。

さて、いきなり長い文章を書いてしまいましたが、今回、我々をコーチングしてくださったこばかなさんもコーチングについて詳しく解説してくださっております。とても分かりやすい説明ですので、ぜひぜひこばかなさんのnote記事をご覧ください!


2. いざ!コーチング!

「自発的に行動できるようにするコミュニケーションか……でも、具体的にコーチングって何をするの?」と疑問に思われる方も多いと思います。コーチングでは「クライアントの叶えたい願いや悩みを聞きながら、本当の気持ちを引き出し、クライアント自身に気付かせて前に進むことをサポートする」ということをします。

ということで、ここからは弊社のデザイン部が実際にどんなコーチングを受けてきたのかを説明していこうと思います。まず、今回話し合ったテーマがこちらになります!

デザイン部独自のミッション、ビジョンを決めたい』というのが今回のテーマになります!「なぜミッション?なにビジョン?」となるかと思いますが、弊社ではミッションを「存在意義」、ビジョンを「中期的Goal」、バリューを「価値観」と定義し、とても大切にしています。

今回は、ゴーリストとして決めているミッション・バリューとは別に、デザイン部独自のミッション、ビジョンを決めたい!ということになります。

まず最初は、今日のゴールを決めていきます。今回のゴールは「既存のミッションにあってるビジョンが決まる」こと。「じゃあミッション、ビジョンの定義ってなんだろう?」とどんどんテーマの深掘りが始まっていきます。

実はデザイン部には既に「デザインで変える」というビジョンがあります。リーダーと代表が1対1で話し合う中で「デザイン部が経営にも数字にもコミットする」という意味が込められています。「デザイン部はこれからこうしていこう!」と決めた大切なビジョンです。

ただデザイン部に所属しているメンバーでも会社に勤めて長いメンバーと新卒、中途採用組とでは「そもそも『デザインで変える』とは?」という部分で認知に差があったり、リーダーから「なぜそのビジョンを考えたのか」「その過程や考え方は?」などが共有がされていない状態でした。

そこで、こばかなさんから「今から新しくビジョンを作ったほうがいいのか」「すでにあるをビジョンをチーム内に浸透させていくほうがいいのか」の2択について考えましょう、と提案をいただきました。2択について考える中で「じゃあ実際に、リーダーと代表との間でどんな話があったの?」「そもそもデザイン部には何が求められているの?」などの疑問がたくさん湧き出てきました。

そうして考えを巡らせる中で、「各々『理想のデザイナー』について自由に書き出してみましょう」とこばかなさんから提案を受けます。そこで付箋を使って、各々で「理想のデザイナー」について書き出していきました。

リーダーが「めっちゃ意見出るじゃん……」と言うぐらいたくさんの付箋が並びました。それらを丁寧に分類分けしていきます。

こうして分類分けをしていく中で見えてきたのが「組織的なニーズ」と「現場のニーズ」の認知差です。

デザイン部が経営にも数字にもコミットする」と言うビジョンがあるものの、現場のデザイナーは各々のスキルに不安を抱えており、経営や数字などに関わる余裕がまだないということが判明しました。

白線で分けられた右側が経営や数字などについて、左側がスキルについてです。左側が圧倒的に多いですね……。もともと弊社は未経験からデザイナーになっているメンバーが多く、そういった面でスキルへの不安が大きい部分が明確化したような形になりました。

そこでこばかなさんが新たに提案してくださったのが「どちらも満たせる方法は何があるか?」という問いです。

私たちはこの時点で「組織的なニーズ」と「現場のニーズ」のどちらをとるかを悩んでいました。ならどちらのニーズも満たすことができれば、デザイン部にとっても会社にとっても良い結果をうみます。

ただ、どうやってそれを生み出すのか……「段階を一歩一歩踏むようにしてレベルをあげていく方法」や「メンバーそれぞれがモデルになる人物を決める方法」など、様々な方法が出てきましたが、その中で決まったのは「バリューで自分ごと化しやすくする」「明確な道筋を作っていく」ということです。ビジョンに到るまでの過程をバリューで設定し、そこまでの道のりをわかりやすくしよう!ということですね。

そこまで決まったところで、この日のコーチングは終了時間がやってきました。今後の方針については、コーチングを元に改めてデザイン部で考えていくことになりました。「組織的なニーズ」と「現場のニーズ」で迷いつつも、どのような結論に導くのかをみんなで考えていかねばなりませんが、認知の齟齬を見つけられたのは大きな収穫だったと思います。


3. コーチングを受けてみて

では、最後になりましたが私の感想を。

今回コーチングを受けるにあたって、前日までに色々なWebサイトを見て回りましたが、百聞は一見に如かずとはこのことかと思いました。個人個人で発した意見が、コーチのこばかなさんによって1つの大きな流れのようなものになっていくのが、とても心地よいと言いますか、思考回路がスッキリする!!という感じでした。モヤモヤとした気持ちに名前がつき、デザイン部での新たな課題が明確化されていくのがとても良いプロセスだ!!と思いました。

また、デザイン部では「わからないです」というと、誰かが手を差し伸べてくれる状況が常にあります。今回のコーチングでも「すみませんが、ここがよくわからないのですが……」と言うと、誰かが助けてくれました。改めていつも助けてくださるメンバーに感謝です。

以上、長くなりましたがこばかなさんのグループコーチングの感想になります。もしかすると次の機会もありそうな予感……。リーダーに「次はいつこばかなさんのコーチングをやるんですか?」と言う目線を送りつつ、今回のコーチングを活かして、デザイン部なりの「ビジョン」を考えていきたいと思います。

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