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【第6回】リスクとリターンの関係性とは?【詳しく解説!!】

T:もとなりぃ~

M:どうした?気持ち悪い声出して

T:気持ち悪くはないじゃろ!
それがな、金融商品に手を出そうとしたんじゃが

M:あぁ~秀吉殿のことじゃから、なにがいいのかわからず
「もういいわい!」ってなったと?

T:…なぜわかった?

M:自分に見合ってない商品を買って、損されても寝覚めが悪いからな。
わしの勉強した範囲なら、教えられるぞ。

T:さっすが元就様♡
こう、ドカーン!とお金を一気に増やして一生遊べるような方法を頼むぞ!

M:泣きついてきた割に偉そうじゃな~!
あったらワシがとっくに一生遊んどるわ!
まずは秀吉殿が大好きな貯蓄型商品についてじゃ。

T:よっ、待ってましたローリスク!!

M:やたらとリスクを気にするようじゃが、
リスクってどういうものだと思ってるんじゃ?

T:「やめておいたほうが良い事」じゃろ?

M:やはりそうか。
一般的には「危険」「避けるべきこと」と考えられておるが、
金融の世界では「不確実性」のことを指しており、
期待したリターン(期待収益)が予想を上回ったり下回ったりする可能性があることを意味しておる。

T:不確実性?

M:先が読めないということじゃ。
また、リスクとリターンは相互に関係があり、
リスクが低ければその分リターンも低いし、高いリターンを望むならリスクも高くなるのじゃ。

T:なんと…!じゃあ金持ちになりたければハイリスクな商品に手を出すしかないのか!?

M:そういうわけではないが、まぁ、それでうまくいけば一番の近道じゃな。

T:よし!ローリスクは終わり!これからはハイリスクじゃ!

M:待て待て待て、考え方が極端すぎる。
金融商品それぞれの特性を踏まえた上で選ぶのが重要じゃ。

T:特性ってなんじゃ?早く教えてくれ!

M:急かさなくても教えるわ!一般的に金融商品は
「安全性」「収益性」「流動性」という三つの性格を備えておる。
全ての要素が優れている商品はなく、
例えば「収益性」の高い商品は「安全性」が低かったり、
逆に「安全性」「流動性」が高い商品は「収益性」が低かったりする。

T:この中なら…ワシはやっぱり安全性重視が良いのう。

M:これからはハイリスク!って言ってたのは誰じゃ?

T:そもそも収益性や流動性ってのがよく分からん。どういう事じゃ?

M:ではまず分かりやすい「安全性」から。
これは元本割れの危険性があるかどうかが基準となる。
例えば、預金している銀行が経営破綻してしまっても、
元本1000万円とその利息は保護される。安全じゃな。
次に「収益性」これはリターンとも呼ばれるが、
より高い利回りや値上がりが見込めるかという事じゃ。
株式や投資信託などは預金よりも収益が期待できる反面、
市場の動きによって元本割れのリスクを伴う。
どの程度までリスクを受け入れられるかじゃな。
最後に「流動性」じゃが、これは必要な時に
すぐに現金化できるかということじゃ。解約したり売却したり。
解約手数料の有無や、売りたい時にすぐに買い手が見つかるかなども、
流動性という考え方になる。

T:金融商品といっても女の子と同じく色々なタイプがいるってことじゃな。そこから重視するものを選ぶと。なるほど。

M:ん?

T:というか、「安全性」って結局「貯金」だけじゃないのか?

M:一言で「貯金」といっても、貯蓄型商品はこんなに種類があるぞ。

T:わしの知らん間に時代は進んでいたんじゃな~

M:そりゃわしらの時代に比べたらな。
また、勤め先企業にもよるが「財形貯蓄制度」というものもある。
豊かで安定した生活を送るための資産形成を国や事業主が支援してくれるローリスクな制度じゃ。

T:ほう、いろいろあるんじゃな!ぜひ活用せねば!
しかし、100万円が来年500万円に増えるような方法は無いものか…

M:利回り400%の金融商品などないわ!

T:その「利回り」ってよく見かけるんじゃが一体なんじゃ?

M:「年平均利回り」単に「利回り」と呼ばれることが多いが、
これは満期時についた利息を、1年あたりだといくらになるかを計算したものじゃ。

T:計算!!嫌いな言葉じゃ~

M:大丈夫、計算式があるから。
満期時の利息÷元本÷預入れ年数×100をすれば利回り(%)が計算できるぞ。

T:これは数字が大きいほうが良いということか?

M:数字が大きければリターンが大きいが、最初にも言ったように
リスクもその分大きいので一概に良いとは言えないが、利回りは要チェックポイントじゃ。

T:なるほど、美しいバラには刺があるってことだな。
美人で人当たりがいい子は疑ってしまうからのう…

M:あの…なんでも女の子に例えるのやめてもらえます?
令和の時代なんで…

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