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中小企業診断士試験に落ちてみた_2024

中小企業診断士試験(以下 診断士試験)を受験してきました。

現在2024年8月7日。

一次試験を終えて公式解答での自己採点が終わり、どうやら不合格らしい、という状況で書いています。
終わってみて実感したことを自分のための備忘を兼ねています。

一次試験を受験し、不合格(見込み)になってみて、診断士試験はちゃんと難しかったなっていうことを主軸に書きたいと思います。

試験結果(自己採点)

まずは自己採点の結果がどうだったか
【中小企業診断士試験_2024】
中小企業診断士協会の公式解答をもとに自己採点をした結果です。

56 経済学・経済政策
48 財務・会計
66 企業経営理論
43 運営管理
48 経営情報システム
48 経営法務
42 中小企業経営・中小企業政策

351/700

恥ずかしながら全然合格ラインに乗せられませんでした。
70点くらい足りません。全然でしたね。
少なくとも法務と情シスはもっと取れたなと思ってました。
自分の感覚なんて全くあてにならないですね。

2024年4月末頃から勉強を開始して受験しましたが、全然、、それはそれはもう全っ然間に合いませんでした。
一日目の科目の3教科(経済、財務会計、経営理論)にしか手が回らず、暗記系に回す時間に十分に時間を割けませんでした。

どの程度のスタートラインからで、どの程度勉強が出来たかについてはそのうち改めて書きたいと思います。

診断士試験は難しい(正直舐めてた)

正直舐めてました、診断士試験

今さら何を言っているんだと思われるかもしれませんが、診断士試験はやはり難しい試験でしたってことを実感しました。
正直、社会人経験も10年は超えていますし、基本情報も持ってるし、知財も少しは勉強したことあるし、頑張れば一次試験くらいは合格できるだろう、と甘く考えていました。
しかし、それは蜂蜜のように甘い甘い認識でした。
範囲の広さと押さえておかなければいけない論点の物量が多めでしたね。

診断士試験についての誤解と甘く見ていた理由

情報収集している段階で難易度の認識にバイアスがあったように感じています。
振り返ってみると、診断士試験を受けて発信している人や周りで取得した方に聞いた限りでは、次のようなパターンが多かったように感じます。

  • 忙しくて弁護士や会計士の勉強はできないが、ビジネスに有効そうな国家試験だから受けた

  • 社内で資格取得が奨励されているので受けてみた

  • ダブルライセンスとして診断士がシナジーがありそうだから取得した

  • コンサルする分には必須じゃないけど気になるから取った

  • コンサルする分には必須じゃないから要らないよ

  • なにか勉強しようと思ってちょうどいいから取得した

それって、現状でも診断士を取る必要性が薄い属性の人たちが言っているのではないか……。
既にマッチョめなビジネスシーンで活躍している人や、受験が得意だった人が診断士試験について語っていることが多いのかもしれない、と。
(また、年収が上がる資格○○選などで、挙げてみたけどあまり深く知らない人が印象だけで語っていることもあったり)

そもそも試験が得意だったり仕事でバイタリティ溢れる働き方が出来る方達が言っているだとしたら、

そういう属性の人は友達や仕事仲間に最難関国家資格や高度に専門的な知識を持っている人がいるパターンが多いと思われます。
そして、そんな専門知識をもつ友人がどれだけ勉強してきたか知っていたならば、そこと比較して、(優秀なアイツが必死に勉強してたあの最難関資格と比べたら)軽いよ的なニュアンスで発言していたのではないかと推察します。

友達の医師や弁護士、会計士や専門職、自分でビジネス社長やってる顔がチラついたら、うん、確かに一定難しいけど所詮1000時間っていわれる試験だしなと思うと思います。
あくまであるかもね、レベルの推察ですが。
不合格だった人たちはあんまり情報発信なんてしませんからね。
世の中に出てる情報って生存者バイアスみたいなバイアスかかってるのはありそうな話だなと。

診断士試験の一次試験の難易度って実際どうなんだろう

実際、中小企業診断士試験の合格率は20〜30%前後です。
一次試験×二次試験の合格率はだいたい5%前後。
一次試験は国家資格としては高い合格率ではありますが、これは科目合格も使っている前提での数字なので多年度受験生を考えると、一発で全科目合格している人はもう少し低くなりそうだと考えます。
日常的な勉強の習慣がない私には、一次試験から苦戦する難易度でした。
難易度と言うか広範囲のため勉強する量ですかね。
本腰を入れて勉強しないと、合格出来なさそうなボリューム感でした。

取得済みの基本情報を勉強したときの感覚を基準に話すと、

一次試験は、基本情報技術者試験に余裕で安定して合格できるレベルの内容を、7科目にわたって行う必要がある

という印象でした。

単純計算すると、
一次試験は基本情報技術者試験の7倍くらいの物量がありそうですね。
(ちなみにこれも誰が言い始めたのかですが、基本情報は200時間勉強する必要があるらしいです。あ、あれ?1400時間必要なのでは……??)

難易度については過去問を振り返るに、年度によって多少ばらつきがあれども、頻出論点を落とさなければどの科目もだいたい60点を取れるように毎年調整されているようなのですごいですよね。

今後どうするか

2025年も受験しようかと思います。
頻出論点の演習量をこなせれば一次試験は通せそうな感触は得られました。
計画をしっかり立てて実行して来年の今頃は自己採点で合格を確信して二次試験に向けてのラストスパートを開始していることでしょう!多分!おそらく!

ひとまずちょっとだけ休憩して来年に向けてちょっと計画を練っていこうかと思います。

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