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夢から醒めたら

今日は午前中仕事で午後からお休み。
雲ひとつない秋晴れにいそいそと帰り、わっせわっせと洗濯機を回し布団を干した。

お昼をピザにすると決めていたので、熱々のをよく冷えたCAVAと頂く。週末だしね、たまにはね。

晩秋ともなると日が陰るのも早い。せっかく温まった布団が冷たさを吸い込む前に、午後2時を過ぎたあたりで布団をしまい、ベッドメイキングをした。

ふっくらした日向の匂い。我慢できず、ベッドに寝そべって干したてのふかふかを堪能する。さらに行儀悪く読みかけの文庫本を寝ながら読んでいたら、いつの間にか眠ってしまった。

何か激しい夢を見てたのだけれど、目が覚めたら忘れていて、部屋の中は冷んやりと静まり返っていた。

あ、洗濯物。

気だるさを引きずりながらベランダに出ると、見事な夕暮れ空だった。

半日の休日に、あれもしようこれもしようと思っていたのに、何ひとつせずに終わってしまって、ただ変わりゆく空のグラデーションを眺めてボンヤリしていた。

ふと、思い直す。
贅沢ないちにちだったよね。

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