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私は宇宙人。 vol.XXX

ずっと書こうと思っていたことなのに、タイトルを書いてみて軽く絶望を感じている。

何言ってんの自分。

こんな突拍子もないことを真顔で言われたら、笑うよりもこいつやべぇとしか思われないだろう。

はぁ、と小さなため息をついてアメリカンコーヒーを飲んだ。
落ち着け自分、そしてちゃんと起きろ?と心の中で念じた。

しかし…
これが嘘ではなく本当らしい。


「りのさんには使命があります。」


突然の-使命-という言葉に目の前がぐわんぐわん揺れ始めた。

私の生まれた理由。
それは、ただ両親の愛の結晶で生を授かっただけでなく
使命があってこの地球に生を受けたのだという。

元々ファンタジーが大好きなクソオタ少女時代を経たアラフォーの自分ですら、その方の話を聞いて目を見開いて驚いた。
まさかの転生ネタに自分自身がなっているとは・・・! と。
ぐっと右手を握りしめ小躍りしたいオタク心もほんの少し湧いたが、そこはぐっと堪えた。

今まで何故うまくいかなかったのか。
パズルのピースがものすごい勢いでシュンシュンとハマるような感覚に陥り、そのうまくいかなかった理由が一瞬で合致して腑に落ちた。

納得しないわけがないレベルだった。
何故ならば、私の感覚は普通ではなかったから。

「りのさんは別次元の知覚能力を持っています。そして消すことはできません。」

やっぱりそうか。というしかなかった。
私は少し変わった感覚があり普通じゃないなーと昔からそう思っていた。
なんだかそこまですごい感覚だとは知らなかったのだが、受け入れるしか他なかった。

…やっと謎が解けた。
そして氷山みたいな地中深くに眠っていた私の本体が目覚めた。

ー氷が溶けて暖かな春が訪れた気がした。


どうやら覚醒したらしい輝かしい日は、私が40歳を迎える前日だった。
こんなに迷い子のような生き方をしていたのに、、、
聞いてしばらくはファンタジー過ぎて、別の自分のことの話くらいに信じられなかった。


でも、、これが真実なんだと実感した。


コロナになってからの数年間は激動だった。(いや、それまでも相当だけどね?

今思えば早く自分の使命に気付けと言わんばかりのことばかり。
しかし、やっと自分のやるべきことが見つかったことで安堵すら感じた。
40歳以降のイメージが全くわかなかった私にとって本当に奇跡のような瞬間だった。

行先の存在してるかわからない道に一筋の光が差し込んで、進むべき道が拓けた気がした。

こうやって筆を取ったのも、ずっとこうすることが決まっていたからか自然な感じすらする今日この頃。

さぁ、どこから書いていこうか?
ネタの宝庫のような半生しか生きてない私にとっては、今までの生き様を書くことが一番いいのだと悟った。
どこから書けばいいのか本当にわからないまま時間だけが過ぎていくのが勿体ないから、ぽつりぽつり文章にまとめていこうと思う。

斯して、スターシードの覚醒と共に自分のルーツを探る旅が始まった。
(小さい頃の夢が冒険者だった筆者の夢が叶いそうな予感)


私はどうして生まれたの?
生きる意味ってなぁに?
なんで今こんなに苦しいの?

そんな悩みを持つ人に
少しでも柔らかな光が貴方の心に届いたら本望です。


美凪 李音

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