イギリスで歯医者に行った話

先日フロスをしていたところ、突然銀歯(被せもの)が取れました。

右上一番奥の歯で、どうやら銀歯の内部の腐敗も若干あり、寿命だったのかなという感じ。。。痛みはありませんでした(でもそれが逆に怖い。神経大丈夫なのか?)

突然のことに結構動揺しました。というか心配しましたよ。治療費のことを…。

イギリスの歯医者のしくみ

イギリスでの歯科治療は、「NHS」か「プライベート」の二つに大別されます。ざっくり言うと、

NHS…保険適用されて比較的安価(しかし体の他の部位のように無料で治療という訳ではない)。技術は微妙という人多し。
プライベート…保険適用外だが丁寧な治療を受けられる。在英の日本人はプライベートを選んでる人が多いイメージ。
ちなみに同じ歯科医でもNHS兼プライベートという所は多く、患者がどちらを選択したかによって治療が変わるなどと聞いたことがある。

…という感じ。

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まず、私のビザが長期滞在者向けではない故に、保険が効かないのです。イギリスで長期ビザ取得の際にはNIナンバー(いわゆる社会保険番号)が付与されますが、私にはまだそれがない。
という訳で有無を言わさずプライベート治療になります。

治療費の高いプライベート治療

実は2月に歯痛が少しあったので、一度日系の歯科医院に行ってみたのですが、3か所軽めの虫歯が発見され、治療費総額1300ポンドという多額の料金を提示され、すぐの治療は断念しました。ちなみに内訳はというと、

Inlay…(800ポンド~)
コンポジットの詰め物(Filling)…260ポンド
コンポジットの詰め物(Restoration)...240ポンド
でした!歯の部位によっても料金は変わると思いますが。
FillingやRestorationがその場ですぐに詰めてくれる即時治療であるのに対し、Inlayはラボで詰め物を作るので時間がかかるようです。日本での治療は通常インレーな気がするけど…型取りとかするし一回では終わらないし。
ちなみに治療は断念しましたが、ばっちり診察代125ポンドは取られましたよー。内訳は、初診料85ポンド、レントゲン代40ポンドでした。。。

…という訳で今回銀歯が取れた瞬間かなり焦りました。費用面で。今回は治療をせずに待つという訳にはいかないので。

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取り急ぎ近所の歯医者の中でネットでの評価が悪くなさそうな所を探し、翌朝電話しました。幸いなことに当日夕方空きがあるとのことで、予約をしました。費用をざっくり聞いてみましたが、保険なし詰め物は95ポンド~とのこと。
(ちなみに私は無保険とはいえ保険料はすでに支払っていてビザ申請待ちの状態ですが、やはりプライベート治療になることには変わりないようでした)

意外とあっさり終わった治療

そしていざ診察へ。
その日は歯の状態のチェックだけ軽くしてあっさり終了。5分くらいで終わったんじゃないかと思います。
取れた銀歯を見せたところ、とても薄いものだったので、本来の歯がまだほぼ残っている状態だからそんなに問題ないよと言われました。それを聞いて安心しました。よかった、痛くないのは神経が死んでるわけではなかったのね…。

治療には二つのオプションを提示されました。
コンポジットの詰め物をする即時治療(150ポンド)か、ラボで造った詰め物を入れる(550ポンド)か。つまり上記のFillingかInlayかということだと思います。
特に悩むこともなく、費用の安い即時治療の方を選びました。
ちなみにコンポジットは何の素材かピンと来なかったのですが、日本で入れた白い詰め物(セラミックではないやつ)を見せたところ、同じ素材だと言われました。本当かはわかりませんが(笑)。日本だとプラスチックって呼んだりしてるものかなぁ。

治療は翌々日にすることになりました。
費用は歯のチェックで30ポンドかかり、全部で180ポンド。思っていた金額ほど高額ではなかったので一安心。高いことに変わりはないけれど。
その日は前金で80ポンド支払って帰りました。

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そして2日経って本日、無事治療を終えました!ふ―終わって良かった。
治療はこれまたあっさり終了しました。
麻酔をした後めちゃくちゃ待たされ、麻酔が切れるんじゃないかと思う場面もありましたが…笑。先生が他の患者さんのところに行っていたようです。一人で一度に複数受け持って大変そうでした。

銀歯が取れたところは少し虫歯になっていたようで、除去してもらい、詰め物が詰められました。

そして残りの100ポンドを支払って終了。

先生の説明は終始明瞭でわかりやすかったです。日本の歯医者でもそうですが、疑問点は納得が行くまで聞いてみたほうがいいなと思いました。全然怖くなかったです!笑
治療した歯も今のところは良好です。でも何が起きるかはわからないので、また何かあれば書こうと思います。

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以上、イギリスで銀歯が取れてから治すまでの一部始終でした :)
早くNHSでの治療ができるようになりますように…。

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