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026 りんくる、訪問介護を始めます

株式会社Spinnerは「家で暮らす、家で最後を迎える」その皆様の思いに少しでもお応えしたいと考え、2020年4月定期巡回・随時対応型訪問介護看護を運営を開始しました。

定期巡回と訪問介護の連携について

定期巡回では訪問介護へ一部委託が可能です。それは各自治体の条例に基づきます。宮崎市では前例がないと半年以上の交渉の上、2022年3月に認めてもらうことができました。

宮崎市通達文⇒

https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/fs/6/9/0/8/6/5/_/690865.pdf

訪問介護事業所のスタッフの空いた時間を有効に使うことの提案、実際に定期巡回という仕組みに触れることで新たな参入事業所として名乗りでてくれるのではないかと相乗効果を期待しています。また、弊社では基本的には将来的に訪問介護へ移行可能な方をご相談させていただいています。ご利用者様も馴染みのスタッフとなれば、事業所が変わることに不安が少しでも減るのではと思っています。
2023年4月現在、宮崎市内では訪問介護事業所数は176か所。そのほとんどが住宅型有料老人ホームの併設事業所です。地域提供をする事業所が圧倒的に少ない、そして全国的にもヘルパーの高齢化、確保の難しさから委託先がなかなかみつからない。また定期巡回から卒業させたくても受入れ先となる訪問介護事業所がみつからない。そんなジレンマが生じています。

定期巡回でのターミナルケア

24時間365日対応となる定期巡回は、特に体調が日々変化するターミナル期を迎えた方へのケアは臨機応変に対応が可能であるため、大いに活躍できる仕組みです。しかし、この3年の中で点滴や喀痰吸引が増えるなど医療依存度が高くなってきた場合、医療と介護のどちらに重きを置くか選択をしていただく場面がいくつかありました。なぜなら、医療保険が使える疾患の有する方でしたら定期巡回との併用も可能ですが、介護保険での対応でなれば私たちと連携することで訪問看護も定期巡回の位置づけとなります。同様に包括報酬であるため訪問看護事業所の負担が増えてしまいます。よって弊社からは撤退し訪問介護への移行を提案してきました。

訪問介護の開業へ

りんくるでは「家で暮らす、家で最後を迎える」このために私たちができることを常に考えています。定期巡回・随時対応型訪問介護看護という介護サービスを中心に必要な支援が必要な方へ提供できるように、ご利用者様には選択肢となるようにチャンネルを少しずつ増やしています。
そしてこの度、定期巡回での運営の中であった課題を解決するために、訪問介護事業を新たに始めることにいたしました。

りんくるでの訪問介護の利用者ターゲットとしては
①近いうちに定期巡回への移行を視野に入れる必要がある方
②体調が安定し毎日の訪問が不要であり定期巡回の卒業を検討する方
③医療依存度が高くなり訪問看護中心のケアに移行が必要な方

医療ケアの充実へ

訪問介護の開業にプラスして、りんくるでは連携する主治医や訪問看護からの要望も多くありました、介護福祉士による喀痰吸引の対応が24時間365日体制できる用意が、時間がかかりましたが可能となります。
これにより、医療依存度高くなる方のケアに少しでも家族や訪問看護の方のご負担を軽減できると思われます。

選択肢を増やすことで、家で1日でも長く暮らせるように私たちはこれからも1つ1つの課題を解決できる企業でありたいと考えています。



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