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020定期巡回・役員報酬の設定について

役員報酬について

世の中の役員報酬はどんな風に決めているでしょう。
この役員報酬の設定は本当に悩むものです、なぜなら会計期中に変動はできません。定額同額報酬が基本です。そして定款や株主総会で決議が必須となります。

役員報酬について下記参照
弥生会計サイトより⇒


第1期目の場合


では私たちの場合ですが、まず前職の年収を基本ベースに考えました。
社長にいくらあれば生活ができるのかその金額をまず提示していただきました。それを月額の役員報酬としました。役員でもある私もそれに比例する形で決定を初年度は行いました。
実際は、社長は前職年収よりダウン。私は退職する半年前破格の引き上げにあったので近い金額です。プラス事前確定届出給与を税理士より提案いただきました。こちらも上記のサイトを参照ください。事前にいわゆる賞与のカタチで予算をたてます。決算月の前月末支給は0%か100%のどちらかです。利益調整とならないように払うか払わないかの二者択一となります。
初年度は立ち上げは8か月目の判断、まだ月次では利益が出てきた数か月目でしたので、見送ることにしました。

第2期目の場合


2期目となる前に、税理士とも相談し役員報酬の月額を引き上げることにしました。社長に相談すると5万とのこと。刻むな~と思いつつ、5万引き上げ、事前確定届給与は同額で決定しました。
2期目の決算の前月、この直前、サービス過多となっており新規受入れを止めており、さらに定期巡回の魔の噂として聞いておりましたが利用者が入院、ご逝去など一気に増加し売上がダウン。これにより事前確定届給与を支給することは可能であるが、売上回復には時間がかかること、また目標年商に達しないことを判断し見送ることにしました。3期目も条件を変更せずにとりあえず、売上、利益がどこまであげらるかを見ることにしました。

第3期目の場合、そして来期に向けて


現在3期目の上半期が終わり、売上は順調に回復し、コンスタントに売り上げをキープするコツを社長自身つかんだようです。そして人員配置やルート調整を行う私としては、相談案件をできるだけ断らずに調整することで営業のサポートを行っています。このまま下半期を突き進む条件で、先日社長に希望年収を伺いました。年俸公開さながらです。
来期の役員報酬の引き上げで前職の年収を超え、プラスαとして事前確定届給与となる予定です。

ちなみに、今期の私の年収、、、現場のスタッフの賞与予算(夏、冬、期末)を先日計算したら抜かれそうです(^^; 処遇改善加算、特定処遇改善加算、処遇支援補助金と加算が多いので、少数精鋭で日々頑張ってくれる現場スタッフが多くもらうのは当たり前です。
来期は私もちょっと上げてもらえるかな…

役員報酬もですが、スタッフの給与も同様に慎重に数年単位の試算表でシミュレーションして最終的に決定するようにしています。これが私の中で一番判断が難しい。スタッフの待遇も含めて5期目ですべての人件費の構築を行う予定です。これまで以上に働き方は多様化され、それに企業は合わせていく必要があると私自身は考えています。収入をとにかく増やしたい者、家庭生活の大切にしたい者、起業を考える者、色々な経験を積みたい者、そのすべてに対して弊社が提案できる仕組みを考えています。他業界ではできないことを介護事業だからできること、それが魅力的となるように宮崎の小さな会社でありますが、野望として持っています。野望の概略はまた後日。
さて、来期に向けて準備が始まった下半期です。私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。


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