毎日1個のアボカドが食生活全体の質を改善する
1日1個のアボカドを食べると全体的な食事の質が向上する可能性があるようだ、という研究報告。食事の質の悪さは心臓病を含む多くの病気のリスク因子であり、多くの米国人の成人は食事の質が悪く、食事ガイドラインが提供する重要な食事の推奨事項を満たしていない。
研究チームは腹部肥満のある参加者(25歳以上)1,008 人を対象に、ランダムに2群に分け、 1 群には、 26 週間の研究中、アボカドの摂取を制限して通常の食事を続けてもらった。別の1群には、 1 日あたり 1 個のアボカドを食事に取り入れてもらった。
その結果、「1日にアボカドを食べた参加者は、食事ガイドラインへの遵守率が大幅に向上したことがわかりました」と研究者らは述べている。 「これは、アボカドを1日1個食べるなどの戦略が、人々が食事ガイドラインに従い、食事の質を向上させるのに役立つことを示唆しています。」
アボカドを毎日食べることで食事の質が改善されたことには驚かなかったが、参加者がどのようにしてそれを達成できたのかは予測していなかった、と研究者らは述べている。
「私たちは、参加者が精製穀物やナトリウムを多く含む一部の食品の代替品としてアボカドを使用していると判断しました。私たちの研究では、アボカドを野菜として分類し、アボカドの摂取に起因する野菜摂取量の増加が見られましたが、参加者は不健康な選択肢の代わりにアボカドを使用していました。」
「今回のような研究では、食事の質を改善するための食品ベースの方法を用いていますが、人々が食事ガイドラインを順守し、慢性疾患のリスクを軽減できるようにするための行動戦略も必要でしょう」と研究者はコメントしている。
出典は『Current Developments in Nutrition』
http://dx.doi.org/10.1016/j.cdnut.2024.102079
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