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計4-5分の激しい日常運動ががんリスクの低下につながる

全部でわずか4.5分間の日常における断続的な激しい身体活動(1回1-2分以内)を毎日行う者では、一部のがんリスクが最大32%低下する可能性があるようだ、という豪州シドニー大学からの研究報告。

研究チームは、英国バイオバンクのふだん運動しない成人22,398名を対象とした前向きコホート研究で、1日あたり最低3.4-3.6分の断続的な激しい身体活動を日常生活の中で行う者は、そうでない者に比べて、すべてのがん発症リスクが17-18%低下することを発見した。1日あたり4.5分の場合には、身体活動に関連したがんの発症率が31-32%低下した。

「この関連性については、しっかりとした試験を通じてさらに調査する必要がありますが、日常における断続的な激しい身体活動は、体系的な運動が難しい、または魅力的ではないと感じている人々のがんリスクを低下させるための、費用のかからない有望な処方箋になる可能性があるようです」と研究者はコメントしている。

出典は『JAMA Oncology


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