BMI が高い母親の授乳期間の短縮に関連する要因
BMIが高い母親の炎症と帝王切開が授乳期間の短縮に関係しており、介入の潜在的なターゲットとなるかもしれない、という米国ブリガムアンドウィメンズ病院からの研究報告。
研究者らは、スペイン、ギリシャ、米国の3つの異なる国際コホートの5,000人以上の女性から収集した、母子の特徴、食事パターン、炎症性バイオマーカーなどのデータを分析し、食事や母乳哺育の文化的パターンを考慮した結果の一般化可能性を裏付けた。
研究者らは、妊娠前の母親のBMIが高いほど、3つのコホートすべてにおいて実際に授乳期間が短いことと関連していると報告した。彼らはまた、この関連性を部分的に説明する 3 つの要因、つまり母体の炎症マーカーである C 反応性たんぱく質、母体の食事による炎症、および帝王切開分娩を特定した。妊娠糖尿病（GDM）は、この関連性の根底にある重要な説明因子であるとは見出されず、これは研究者らにとっては驚くべきことであったが、これらのコホートにおけるGDMを持つ母親の数が比較的少数であることによって説明できる可能性があるとしている。
「私たちの研究は、食事性炎症や全身性炎症など、BMIが高い人の授乳期間の延長に関連する修正可能な要因を特定しました」と研究者はコメントしている。
出典は『The American Journal of Clinical Nutrition』
http://dx.doi.org/10.1016/j.ajcnut.2023.04.004
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