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中国発ヒューマノイドロボットが先に上場、上場当日の時価総額は7800億円、UBTECHロボティクス

12月29日、UBTECHロボティクス社は香港証券取引所に正式に上場し、株価は90.1香港ドル/株で、微増の0.11%、市場価値は約376.48億香港ドルに達しました。(7800億円)

2012年3月に設立されたUBTECHは、人型ロボットの全方位技術を構築し、これを基盤にインテリジェントサービスロボットのソリューションの研究開発、設計、インテリジェント生産、商業化応用を展開しています。これには、多岐にわたる業界の企業レベルおよび消費者レベルの応用シナリオが含まれます。

中国のロボットスター企業として、UBTECHは機関データにおいて上位にランクされています。弗若斯特沙利文(Frost & Sullivan)コンサルティング会社の報告によれば、収入に基づいて、2022年の中国インテリジェントロボットソリューション産業で第3位、市場シェアは2.8%で、更に教育インテリジェントロボット製品およびソリューション産業では第1位、市場シェアは22.5%となっています。

UBTECHは近年、新しい人型ロボット製品を次々と迭代していますが、依然として利益を上げることに課題を抱えています。公開募集書のデータによると、2020年度、2021年度、2022年度の優必選の収入はそれぞれ7.40億元、8.17億元、10.08億元であり、同時期に7.07億元、9.18億元、9.87億元の純損失が発生しています。
株式公開募集説明書によると、UBTECHの現在の収益増加の主な要因は、教育および物流インテリジェントロボット製品及びソリューションに依存しています。これらの製品は、2020年度、2021年度、2022年度の収益においてそれぞれ84.4%、79.8%、77.3%を占めました。

UBTECHの上場進行に伴い、産業チェーン上の協力パートナーとの更なる緊密な協力が展開されています。12月27日の夜、天奇株式は公告を発表し、UBTECHの完全子会社である北京UBTECHインテリジェントロボット有限公司と共同で設立した合弁会社が、工商登記手続きを完了したと述べました。この合弁会社は、UBTECHが持つ人工知能技術、ロボットの構造設計などの重要技術を基にし、天奇株式が持つ自動車製造インテリジェント装備分野の産業リソースと優れた技術を組み合わせ、自動車製造シーンに適用する人型ロボットの開発を先導しています。

中国で最初に上場した「人型ロボットの先駆者」として、UBTECHの今後の産業化の発展は業界内で非常に注目されています。

UBTECHの成功は、日本の研究開発、市場、人材などのさまざまなリソースとの協力によって支えられています。
日本は世界で最も早くロボット開発を始めた国の一つであり、人型ロボットも含まれています。
私たちは、次のユニコーン企業が日本で誕生することを期待しています。

https://www.robotbank.jp

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