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地域包括ケアシステム

2025年問題をご存じですか?これは、団塊の世代(約800万人)が75歳以上となり、医療や介護の需要がさらに増加し、社会保障費の急増や医療・介護サービスの不足が懸念される問題のことです。
このため、厚生労働省は2025年を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。

*厚生労働省ホームページより場の抜粋(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/dl/link1-4.pdf)

私たちの住う和歌山県では、平成31年1月1日現在において、高齢化率は32.0%、最も高い地区の古座川町は52.3%です。
私たちが、メインとなって活動している紀の川市では、31.6%となっています。
*和歌山県福祉保険部 福祉保険政策局 長寿社会課、令和元年度 和歌山県における高齢化の状況より抜粋

地域包括ケアシステムは、住まいを中心に、医療や介護の連携はもちろん、地域の自治会やボランティア、民間のサービスなどとも連携をとり一体的に高齢者をはじめとした住民を支援する仕組みです。
しかし現在において、この仕組みを具体化できるスキームなどは確立されていません。地域によってその課題は十人十色、その地域の実情を踏まえてひとつひとつ解決策を立案実行していかなければなりません。

高齢化の進む現在、社会保障制度の限界は近いのかも知れません。日本は、世界においてこの超高齢化社会をどう解決するのか先駆者として注目を浴びています。この問題を解決するのは、政府でしょうか?または、最先端技術やそれらを開発する人でしょうか?それとも私たちでしょうか?
地域包括ケアシステムという言葉をはじめて知った人、この制度私たちには関係無いと考えている人、この制度はあなたの住むまちづくりの1つの考え方として非常に重要なものです。社会保障制度だけに任せるのではなく、高齢者はもちろん、地域で暮らす全ての人が暮らしやすい"まち"がどういうものかを私たちは真剣に考えて行かなければなりません。

私たちLINKは、まちづくりに興味がある人、ビジネスモデルを考えている人、ボランティアをしたい人、全ての人とLINK(つながり)し地域課題に立ち向かう人を支援します。
COVID-19の影響もあり、実際に地域での活動などが出来ていませんので、当面は制度や事例などの紹介が中心となります。
よろしくお願いします。

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