誰にいうでもない日常

1日がすごくゆっくりだった。
柔らかい涼しい風が一日中吹いていて
日差しがキラキラ光ってみえた。
新しい靴を下ろしたからお散歩しようと思って、
初めて降りる駅でうろうろしてみた。

商店街をのぞいてみたり、街の中華屋を通り過ぎたり、
あんまり冒険はできない派なので、
結局チェーンのうどん屋に入る。
いつも通り美味しい。
彼と食べた同じうどんを思い出す。
少し寂しい気がした。

神社を見かけて、お参りして帰った。
ちらほら人は居るし、周りは道路で車がたくさん走っているのに、そこだけすごく静かに感じた。
木がそよそよしている。

誰にいうでもない日常。

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