【暴露】feast×カワイミオコラボランジェリー奮闘記①
私には夢があった。
それはランジェリーを自分で自分の想いを描いたランジェリーを作りたいというものである。
今まで願ったことを多々実現化してきた私ではあるが、それが叶おうとするチャンスがやって来たのは2020年の秋頃だった。
ある時シンデレラバストさん(主にバストサイズの小さい体型さんのことを指します)に向けたランジェリーを作っているfeast(フィースト)さんがセレクトするランジェリー達を着て、着用写真を撮る際のモデルに協力してほしいとご依頼頂き、撮影に参加した。
撮影の合間にフィーストさんのスタッフさん達と話す機会が。雑談の中で私がランジェリーを愛していること、いつかオリジナルのランジェリーを作るのが夢であること、いつかランジェリーを作れたらどんなものが作りたいかなどをつい口に出して話していた。
フィーストさんももちろんランジェリーが好きなスタッフさん達で構成されているため、私の気持ちに共感して下さっていた。
その数日後。feastさんから連絡が入った。『みおさん、もしよかったらfeastとコラボしてランジェリーを作ってみませんか？』と。
『え！！！嬉しいです！！！ぜひやらせてください！！』
すぐに返答した。
まさかそんな風に声をかけて頂けるなんて。思ってもみなかった。本当に嬉しかった。
もともと私がランジェリー美容師として、日頃のツイートでランジェリーのことや、身体に対して世間に対して思うことをミオマインドと発信していた。そこにfeastとシンクロする部分があること、私自身がシンデレラバストであるためシンデレラバストであることをポジティブに捉えた新しいデザインを持ち込んでくれるのではないか、と思って頂けたようだった。
去年の12月は美容師の繁忙期でできる限り沢山のお客様のサポートをしたかったし、自分の美容師業としての最高成績の限界はどれぐらいなのかチャレンジしてみたかったため、12月は31日間休みを1日も作らずに朝9:00〜24:00まで営業していた。
その時すぐにランジェリーのデザインをつくりあげていくのはキャパオーバーだと判断。
2021年の年が明けてからデザインを作ることを承諾して頂いた。
2021年、1月。無事になんとか死なずに12月の31連勤を終えて、1週間のお正月休みに入った。早速デザイン画を書くところからのスタート。
こういうデザインのランジェリーがあったらいいな....
作るならまだこの世にないデザインを作りたいな...
こんなランジェリーがあったらもっと日本の下着文化に選択肢を増やせられるのではないか....
体のラインを補正し洋服の中で隠した状態で身に付けるのではなく、ファッション(自己表現)の1つとして表に見(魅)せてもおしゃれだと思えるランジェリーがもっと世に知られたらいいな....と思いながら、デザインを描いていった。
その時のデザイン画がこちら。
今の完成とだいぶ近いですが、この時に理想の素材感やディテールをあれこれ伝えて、
ここから実際に作るとなると難しい部分や製作可能なところをfeastさんのデザイナーパタンナーさんと打ち合わせで擦り合わせた。
ランジェリーのことは大好きだが、作るとなると話は別。
イメージが必ず全て具現化されるとは限らない。イメージはイメージ。現実的に実現可能かどうかはまだ自分には判断できなかった。
無理難題なことも言ってしまっていたが、feastのデザイナーパタンナーさんが親身に一緒に改案してくれた。
その後1ヶ月ほどで１回目のサンプルが上がってきた。
「製造都合上、難しいところがある」
ランジェリー製作に初めて携わった私は『そうなのか、難しいこともあるのか・・・』と思ったのが本音だ。
縫製する技術の幅によったり、実際にデザインを形にしてみると想像していたものとは少し違ったものができてしまうことは多いことらしい。
想像で描いたものをそりゃぽんっと簡単には作れないよなぁ・・・。
その後ファーストサンプルの実物を見させて頂き、今後どう改良していくかを打ち合わせた。実際に見ると、「なるほど、ここが限界なのか・・・」と構造上の実現化させる難しさを痛感。それでも譲れないこだわりポイントをどう形にしていくか相談した。
そしてセカンドサンプルが上がってきたので、ここで初めて着用させてもらった。するとどうだろう。
『ん・・・？着てみるとまだまだ改善部分山程あるぞ・・・？』と思い、報告。
実際着てみるとめちゃ気になるところ勃発。やっぱり着てみないと分からないなぁ・・・と実感。
そのまた１ヶ月後、改良されたサードサンプルが届いたので早速着てみた。
『大丈夫だろうか・・・私のデザイン自体が無理難題過ぎだったら悲しいな・・・今後自分でランジェリーを作っていくのが思いやられるな・・・』なんて思いながら。
大分改善されていたものの、まだもう少し改良の余地あり・・・
本当は５月末に販売予定でしたが断念。作るなら、お客様に着て頂くなら、限界ギリギリまでやり尽くしたい。細かいけど、諦められない、譲れない。
そう思って、販売を延期して頂くことに。
その後、４回目のサンプルが上がってきた。
・・・と、今日の記事公開はここまで！
続きはまた更新します！！
果たして、４回目の状態はどうなったのか？！
カワイミオとfeastの奮闘は続く・・・。
続編書きました！！2021年10月27日
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