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【若年流行調査】「呪術廻戦」が上半期通して1位。「ウマ娘 プリティーダービー」「モンスターハンターシリーズ」などのゲームタイトルが急上昇


LINEリサーチでは、四半期毎に全国の15~24歳の男女に対して、最近の流行について自由記述形式で調査しています。今回は2021年上半期(3月、6月)の調査結果と最新の6月期の詳細、2021年下半期 (7月~12月) の流行予測をお伝えします。

1.「呪術廻戦」が上半期の1位に。最新6月の調査では話題のゲーム・アニメ作品が急上昇

2021年上半期は、3月・6月ともに「呪術廻戦」が1位を飾る結果になりました。 3月調査で急上昇した「呪術廻戦」。6月は数値は下がったものの、引き続き1位となっています。 ほか、上半期でみると、「TikTok」「Apex Legends」「BTS」「新型コロナウイルス感染症」といった項目が継続して上位となりました。

最新の6月の流行調査の結果では、前回3位だった「TikTok」が2位に上昇しています。女性のランキングで上位になる傾向でしたが、上半期は男女すべての年代層で上位となっています。人気アーティストとのコラボや「TikTok2021上半期トレンド」ユーザー投票やLIVEイベントなど、さまざまなコンテンツで盛り上がりをみせています。

また、今回急上昇したのが3位の「ウマ娘 プリティーダービー」。競走馬を擬人化したキャラクターである「ウマ娘」を育成するゲームで、ゲーム発売直後の前回調査では25位でしたが、みるみる人気が拡大し、今回大きく上昇する結果となりました。

7位の「モンスターハンターシリーズ」は3月下旬に新作ゲーム「モンスターハンターライズ」が発売され、さらに今年7月に2本目の新作が販売されました。

また、「東京リベンジャーズ」も今回急上昇。週刊少年マガジンで連載中の「東京卍リベンジャーズ」のアニメ放送が4月からスタートし、7月9日に映画の公開も始まり話題が続いています。

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2.11位以降は「逃げ恥婚」や「PRODUCE 101 JAPAN」などがランクイン。「鬼滅の刃」は17位に

11位以降のランキングについては、最新6月期結果を見ていきましょう。
11位は、人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主演をつとめた新垣結衣さんと星野源さんの結婚報道による「逃げ恥婚」がランクイン。「逃げ恥ロス」という言葉ができたほど人気のドラマでしたが、その主演2人の明るいニュースということもあり大きな話題となりました。

前回から大きく順位を上げたのは、20位の「PRODUCE 101 JAPAN」。日本の公開オーディション番組で、2019年に行われた第1回目では「JO1」が2020年にデビューしています。その第2弾が4月からテレビ放送され、話題となりました。アンケート実施時期の後にファイナルステージが終了し、11人のメンバーからなる「INI」が誕生しました。

29位にランクインした「新型コロナワクチン接種関連」、ワクチン接種のニュースが日々取り沙汰され、若年層も関心をもっている様子がわかります。

また、昨年末の12月調査で圧倒的1位に躍り出た「鬼滅の刃」は、3月には2位、今回の6月調査では17位と落ち着いてきました。

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3.「呪術廻戦」は特に女性で人気。「Apex Legends」「ウマ娘 プリティーダービー」はすべての年齢層の男性で上位に

男女年齢別の傾向をみてみると、女性はすべての年齢層で「呪術廻戦」が1位となっています。各年齢層において、女性は男性の2倍以上の割合でした。また、年代が下がるほど割合が高くなっています。

男性は15-18歳、19-22歳の年齢層で、バトルゲームの「Apex Legends」が1位に。男性23-24歳では4位に、女性では19-22歳の層で10位に入っています。また、今回急上昇した「モンスターハンターシリーズ」は男性の19歳以上で上位となっています。

全体ランキングで2位だった「TikTok」は、すべての層でランクインしていますが、特に女性15-18歳と19-22歳では2位。 全体3位だった「ウマ娘 プリティーダービー」は男性15-18歳と19-22歳で2位、23-24歳では1位にランクイン。女性19-22歳でも7位に入っています。

その他に、女性ではアイドルの「BTS」「Snow Man」などがランクインする結果となっています。

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4.これからの流行予測!ゲームでは2位以降で男女差がみられる

「これから人気が出るかも?流行るかも?と思うもの」について、『アニメ』『ゲーム』『ネット発アーティスト』などいくつかの部門にわけて、6月時点※での流行予測を調査しました。
※アンケート実施時期:2021年6月4日~7日

まずは、『アニメ編』からみていきましょう。
男女共通して「劇場版 呪術廻戦 0」が1位となりました。公開予定は12月と、まだ先にもかかわらず話題沸騰中です。
男女共通して「劇場版 呪術廻戦 0」が1位となりました。公開予定は12月と、まだ先にもかかわらず話題沸騰中です。
2位は今年テレビアニメ化が決まっている「鬼滅の刃 遊郭編」、3位は8月に公開予定の映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」で、いずれも女性のほうが数値が高く、期待が高い様子がうかがえますが、TOP3は男女で同じ順位でした。

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『ゲーム編』では「ウマ娘 プリティーダービー」が男女ともにTOP。男性のほうがやや高めですが、女性も1位ということで今後の広がりも期待できそうです。2位以降は男女で違いがみられる結果でした。男性の2位はポケットモンスターの最新版ゲームである「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」
女性の2位は宇宙船を舞台としたロールプレイ型のコミュニケーションゲーム「Among Us」、3位はグッズも多く出ている「ディズニー ツイステッドワンダーランド」でした。

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『ネット発アーティスト編※』、こちらも男女共通で「YOASOBI」「Ado」、「ヨルシカ」がTOP3に。「Ado」は今回の流行ランキングでも全体で28位にランクインしました。
1位の「YOASOBI」はユニクロとの「UT」コラボTシャツも話題になりましたが、男女ともに今後も人気が続きそうです。
ランク外ですが、耳コピでのピアノ演奏に加えシンガーソングライターとしても活躍中の「藤井風」は、女性の19歳以上の年齢層で他の層に比べやや高い傾向となりました。
※YouTubeやTikTokなど、ネット上での音楽活動に原点があったり、ネット上で楽曲が話題になったことで人気を集めてたりしているアーティストのこと。

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6月期は話題のアニメやゲームが数多くランクインする結果となりました。数か月で変化する若者の流行、3か月後の次回調査の結果もお楽しみに。

前回2021年3月の結果はこちら

LINEリサーチでは、四半期に1回行っている流行調査の結果の無料レポートを提供しています。Z世代のトレンドを参考に、皆様のマーケティングに少しでもお役立ていただければと思います。

【結果レポートに含まれる内容】
①上位300位までの性別×年代別のランキング表
タレントの個人名・ゲーム・アニメタイトルが多数言及されています。

②上記300位までのエリア別のランキング表
貴社注力エリアで何が流行しているのかご参考になさってください。

<エリアの内訳>
 1)北海道・東北地方
 2)関東地方
 3)中部地方
 4)近畿地方
 5)中国・四国地方
 6)九州・沖縄地方

若年流行調査に関する資料のご請求はこちら

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【調査について】
2021年3月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2021年3月1日~3月3日
有効回収数:4732サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1
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2021年6月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2021年6月4日~6月7日
有効回収数:4725サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1

1.2.3. 流行ランキング
・「最近流行っているコト・モノ・ヒト」について自由記述形式で聴取
・回答をコーディングしてランキング化。
※特になし/不明に該当する回答のみの対象は、分析対象から除外。

4.2021年下半期 (7月~12月) の流行予測
・過去の自由記述と、SNS等を参考に、選択肢を作成
・選択肢形式で聴取

【調査データの引用・転載について】
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