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【本】すべておまかせ(信楽香仁)

「風のようにこだわりなく
雨のようにすべてに優しく」

なんて美しい言葉なんだろう。
そして私のもやもやが少し晴れた言葉でした。

私は昔から内向的な性格で、外交的な明るい性格の女性を羨ましく思っていました。太陽のようにみんなを明るくする元気な女性になりたかった…でもどんなに頑張ってもなれませんでした。

でもそれは残念に思うことではないよ。この言葉を読んでそう言われたような気持ちになりました。雨だって風だって大切、必要なんだよといわれたような気がしました。

人気者ではないけれど、私といると落ち着くと言ってくれる人がいる。
光の近くは明るくて楽しいけれど、明るいところにいたくない気分の日だってある。そんなときに雨の私がいればいいのかなと思うのです。

この言葉の真意はちょっと違うのかもしれませんが、私は優しい雨でいることを大切にしたい、そしてこだわりのない風になれるよう自分を磨いていきたいと思っています。