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【アパレル】服は安いが当たり前の世代

店頭に立っていると感じる、世代間のお金の使い方の違い。洋服に関しては顕著に違いがあるような気がします。

60.70代の方々は国内生産の数万円の服でも驚かれない方も多く、同時にお買い物や消費することを楽しまれる方が多いなと感じます。

バブル期を経験されているためかと考えていましたが、最近は洋服が安くない時代を知っている方達なのだと感じるようになりました。

1枚の洋服を買うのに苦労し、大切に大切に使う時代を知っていらっしゃる。その経験があることで洋服に対する考え方や価値観も若い方と違って当たり前なのかもしれません。

私が自分で服を買うようになった頃には、当たり前にユニクロがあり、大学生のお小遣いでも買える値段の服が沢山ありました。その後ファストファッションが全盛期、私達から下の世代の方は、洋服は安いものというスタートなのです。

真っ当な労働力と素材で作ったら、洋服は1枚数万円するものということを、安いが当たり前の世代に伝えることは簡単ではなさそうだなと思っています。

しかし時代の風向きは今悪くないと思っています。ミニマリスト、サスティナブル、SDGs、多くはないかもしれませんが、確実に興味を持ってくれる若者はいる。良いものを大切に使いたい、日本はそれが得意なはずです。

一枚の服でも見る人が違えば、値段の感じ方というのは様々です。それは収入、経験、知識など影響される理由も様々です。

その服の価値よりも安く売っている服は、世界の貧国と呼ばれる土地の誰かの涙が価格に含まれているのかもしれない。誰も泣かない、誰も苦しまない、そして適正の価格の洋服を是非選んで着ていただきたい。

それは私が年代を問わず伝えたい、お金の使い方です。

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