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LINEノベルが目指す新しい読書のカタチとは【LINEノベル安東氏インタビュー(後編)】

みなさん、こんにちは!

今回のSHOWCASEは「LINEノベル」安東氏のインタビュー後編をお届けします。
※前編はこちら

後編では、LINEノベルについてや目指す未来、そしてこの仕事のやりがいについてお話し頂きました。

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1.LINEノベルについて

——LINEノベルでは、小説を無料で読めるのですか?

はい、読むことが出来ます。
例えば他のサービスで「待てば無料」というものはあると思いますが、LINEノベルでは、「読めば無料」というシステムです。
ユーザーは「LINEノベル」の作品を読んだ合計の読書時間に応じて、無料チケットを貰うことが出来ます。まさに「読めば読むほど、無料」ということです。毎週月曜日から日曜日の間に作品を読んだ合計時間が読書時間としてカウントされ、読書時間が長ければ長いほどチケットの獲得枚数が増え、無料で読める話数を増やすことができます。

——宮部みゆきさんや、伊坂幸太郎さんなど、著名な作家さんの作品も読めるのですね。

LINEノベルに賛同いただいた多くの出版社さんのご協力もあって、サービスローンチのタイミングからかなり多くの作品数を集めることが出来ました。
LINEノベルを通じて、LINEユーザーにリーチすることで、より多くの人に小説を読む機会を提供出来ると感じてもらえたのだと思います。

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——「読む」だけではなく、「投稿できる」ことも大きな特徴ですね。

そうですね、誰でも登録をすれば、小説を投稿することが出来ます。どんなジャンルの小説でも構いません。
投稿された小説は、作品ごとのランキング表示がされ、読者からのレビューももらえます。
さらには、作家としてデビュー出来る可能性もあります。

——デビュー出来るのは作家にとっても大きなメリットですね!

LINEノベルでは、新たな才能の共有・発掘を行う「あたらしい出版のカタチ」という取り組みをしています。
これは、この取り組みに参画いただいている出版社の中で「この作品を書籍化したい」というオファーを、ある出版社が投稿者にした時、他の出版社にもオファーしたことが公開されるという仕組みです。
他の出版社は、オファーされたことで、自分たちもその作品へオファーするかどうか考えることができ、投稿者は様々な出版社の中からオファーの内容を見て、どこで書籍化するか決めることができることになります。
プロ野球のドラフト制度に近いですね。
従来の出版業界では、「作家が出版社を選ぶ」なんてことはあり得なかったのですが、まさにLINEだからこそ出来た取り組みだと思います。

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2.LINEノベルが目指す未来

——LINEノベルが目指していることについて教えてください

我々がやるべきことは、小説を読む人たちを増やすことだと思っています。
数年前に「大学生の半数が読書時間がゼロである」という調査結果が発表されていました。「そんなに読まないんだ」と驚きましたが、日本人の文化に読書は合っていると私は思っています。
古くは「和歌」などがあるように、日本では昔から言葉に対する想いが強くある文化です。
だからこそ、出版社・書店とタッグを組み、LINEのプラットフォームにいるユーザーに対して本の面白さを伝えていき、本を読む人を増やしたいと思っています。

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——読者を増やすために、何かしていることはありますか?

スマホで読める最適な形ということをすごく意識するようにしています。
スマホと紙だと読む環境やタイミングが違いますし、意識も少し違うと思います。
読者にとって読みやすいのはどういう形なのか、ということを常に考えていますし、新しい手法や習慣を生み出せたらいいなと思っています。

3.LINEノベルで働くやりがいとは

——入社して以来、ずっとLINEノベルに携わってますが、やりがいはどんなところですか?

やはり、面白い作品と出会えることですね。
投稿された作品は、時間の許す限り読んでいるのですが、その中で自分が面白いと思う作品と出会った時は、やっててよかったと思います。

——どんな方と一緒に働きたいですか?

小説が好きな方でも、サービスを良くしたいと思う方でも、どちらでもマッチすると思います。
実は、サービスをローンチした時に、とあるエンジニアの方からいきなりSNSを通じて「こういうことをやりたい、やれたらいいのにと現職で思っていた。実現してくれて、とても嬉しいです。」とメッセージを貰ったのです。
その方は、その後面接を受けてLINEに入社して、今ノベルに関わってくれています。
そういった熱意を持った方と出会えるのは、とても嬉しいですね。

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以上、前編後編の2本立てでお送りしたLINEノベル安東氏のインタビューでした。

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