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ユーザーとゲームをつなげるために。「LINEゲーム予約」サービスについて

みなさん、こんにちは!SHOWCASEです。

さて、今回のSHOWCASEでは、ゲーム事業部が4月にリリースした新サービス「LINEゲーム予約」についてご紹介したいと思います。
インタビューに登場いただくのは、サービスの立ち上げを担当したゲーム事業本部の長尾氏です。

「LINEゲーム予約」とは一体どのようなサービスなのか??
是非ご覧ください!

※尚、現在LINEでは新型コロナウィルス対策として在宅勤務を行っておりますため、インタビューはオンラインによって実施しております。

1.これまでのキャリアについて

——まずは、長尾さんのLINEに入社するまでのキャリアについて教えて下さい。

まず新卒で入社した企業は、中小企業向けの販売管理システムを扱う会社でした。販売管理システムとは、例えばネジやボルトなどの部品を作っている会社の主に受発注業務や在庫管理を支援・効率化するためのシステムです。
私は、システムのSEを担当していました。

その後、転職をしてモバイルサイトの制作会社に入社し、営業として4年程働きました。

その時は、ちょうど世の中でモバゲーやグリーなどが盛り上がりを見せていく頃でして、クライアント企業から「ソーシャルゲームを作ってみたい」という要望があったため、その企業と共にゲーム制作をやってみたのが、ゲーム業界に行くきっかけです。

——ゲーム作りに元々興味を持っていたのですか?

興味があったわけではありませんが、営業を担当している頃から漠然と、「いつか自分で考えたものを作ってみたい」という想いは持っていましたね。
その頃は着うたサイトや占いサイトなど月額課金が主流で、サービスの中身よりもアフィリエイトでとにかく会員を集めスリープ会員(月額登録解除を忘れるユーザ)で収益を上げるビジネスモデルが多かったように感じます。そのビジネスモデルに対してあまり興味を持てず、もやもやした気持ちでいたところに、ソーシャルゲームの受託制作の話が来た感じですね。

——営業からいきなりゲーム制作を担当することになったようですが、ゲーム作りの経験は持っていたのですか?

いえ、まったく無かったです(笑)
ゲームは子供のころから遊んでましたが、作った経験は無かったため、最初はその当時出ていたソシャゲを片っ端から遊んで研究しながら、試行錯誤していました。
もちろん、私一人で考える訳ではなく、クライアント企業や代理店企業と一緒になって、毎週企画を練っていましたね。

——初めてゲーム作りをしてみた結果はいかがでしたか?

残念ながら、そのゲームは全く売れませんでした(笑)
ですが、その結果から面白いものじゃないと、売れないんだなということを学び、さらに本気でゲーム作りにチャレンジしてみたくなりましたね。
ですので、この経験が無ければ今の自分はなかったと思います。

——そこからゲーム業界へ転職されたのですね

はい、モバイルサイトの会社を辞め、次にgloopsというソーシャルゲームの会社に転職しました。プランナーからスタートし、最後はディレクターとしてゲーム制作に関わっていました。
その後、もう1社ゲーム開発会社を経験し、5年前にLINEに入社しました。

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2.LINEでのキャリアについて

——LINEに入社したきっかけについて教えてください

実は、前職の時に‎「LINE: ガンダム ウォーズ」の開発に関わらせていただいたことがあり、LINEに対して興味を持っていました。

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これからは面白いゲームが作れるだけではなく、多くのユーザーに遊んでもらえる、すなわちマーケティング力があるゲーム会社でないと、流れの早いスマホゲーム市場で生き残れないのではないかと感じていたので、大多数のユーザーを抱えるPFを持つLINEは魅力的な企業として捉えてました。
そのような時に、たまたまLINEにいた知人から声をかけてもらい、入社することに決めました。

——入社してみて、何かギャップに感じることはありましたか?

そうですね、思った以上にベンチャースピリットがあるところは驚きでした。大手企業のイメージを持ってましたので。
経営陣と話す機会はないと思っていましたが、結構気軽に話す機会もあり、自分がやりたいといったことには素直に耳を傾けてくれる環境です。
本当に大きい会社だと、企画を出すにもそれまでの実績がないと出来なかったりしますが、LINEは企画を出せばちゃんと見てくれますし、企画がよいものであればチャレンジの機会も与えてくれます。それは意外でしたね。

——LINEに入社してから担当された業務はどのような内容でしょうか

プロデューサーとして2タイトルのリリースに関わりました。
現在は主に2つの業務を担当してまして、まず1つ目はこれからリリース予定の新規タイトルのプロデューサー担当です。
企画立案から開発会社の選定まで、ほぼ全ての業務に関わっています。
そして、もう一つの担当業務が「LINEゲーム予約」となります。

3.LINEゲーム予約について

——LINEゲーム予約とはどのようなサービスなのか教えて下さい

これからリリースされるスマホゲームを紹介するゲームメディアサービスです。
一言でいえば、新作ゲームを紹介するメディアということですね。
掲載されるのは、事前登録時に、LINEの公式アカウントを開設いただいたゲームのみとなります。公式アカウントがあれば無料で掲載でき、ゲームの事前登録数獲得を促進するサービスとなっています。

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——長尾さんが企画されたサービスと伺いましたが、なぜこのサービスを思いついたのですか?

LINEに入社したきっかけのところでもお話しましたが、前職の頃から今後はスマホゲームにとってマーケティングが重要になると考えていました。
実際に、今のスマホゲーム市場は資金力、マーケティング力がないと面白いゲームを作ってもユーザの目に触れる機会作れない厳しい状況になりました。その中で多くのユーザーを抱えているPFをもつLINEだからこそ出来ることがあるんじゃないかと考えたのがきっかけです。

「予約」に注目したのは、いまのスマホゲームというのは、リリースしたゲームについてはapp storeやgoogle Playという場所で、探すことは出来ます。

しかし、これからリリースするゲームを探す場所がなく、ユーザーはゲームニュースを見たりTwitterをチェックしたりと、色々なチャネルからタイトルごとに情報を得るしか手段がありませんでした。

ですので、事前登録のゲーム情報が集まっている場所をLINEが提供し、ゲームを探すユーザーとマッチングすることは双方にとって魅力的なサービスになると考えました。

——サービスへの反応はいかがでしたか?

まだリリースしたばかりのサービスなのでユーザーの反応はこれからですが、サービスを発表した段階から多くのゲーム会社、代理店からお問合せをいただきました。興味を持っていただけたことは嬉しいですね。

——まだサービスリリースしたばかりではありますが、今後の目標はありますか?

まずは、ここに行けば事前登録のゲームが集まっているという状況を実現するために掲載タイトルをもっと増やす必要があると思っています。さらに掲載しているタイトルの事前登録に貢献できるように、サービス利用者がゲームに対して興味を持ってもらえるような仕掛けを考えていきたいと思います。
また、「LINEゲーム予約」を通じて、公式アカウントを開設してくれる新作ゲームが増えることを目指したいと思っています。

4.LINEで働いてみて

——プロデューサーから営業まで幅広く経験されてますが、LINEで働いてよかったと思うことを教えてください

LINEは他のゲーム会社と違って、アイデア次第で出来ることの幅が多いと思います。多くのゲーム会社は「ヒットゲーム」をつくることだけに注力します。
しかしLINEのベースはあくまでPFなので、ヒットゲームを作ることだけでなく、今回の「LINEゲーム予約」やチャネリングゲーム事業のように他社のゲームとLINEを連携させることで他ゲーム会社では提供できない体験をユーザに届けることもできます。
そういった意味でも、アイデアを考える幅は広いと思いますね。

——今一番の目標は何でしょうか?

「LINEゲーム予約」サービスは無事リリースできましたが、まだスタートラインに立っただけなので、多くのユーザーや企業にとって有益となるサービスに成長させて、スマホゲーム市場を盛り上げていきたいと思っています。

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