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自分のことは、自分が1番よく知らない

「自分のことは、自分が1番よく知らない」

そういう言葉が、増えた気がする。

彼から見た私はどうだろう。
私が見せたい女に写せてるだろうか。

私がかなり嫉妬深いこと、寂しさに弱いこと、そのくせ頼られたいとも思ってること。
どれだけ愛しいと思っているのか。

彼はどれだけ、私を知っているんだろう。

「そういうところ、好きだなあ」

4日前にそう言われたのは、
彼の取り留めのない説明を
「それは要するにこういうこと?」
と、要約した時だった。

前の彼氏には気に入らないと言われた小賢しさも、彼にとっては魅力に映ったのが
とてもくすぐったくて嬉しかった。
彼よりも彼のことを知ってるようで、
誰と比べたのかわからないけど勝手に優越感に酔ってみたりした。

「自分のことは、自分が1番よく知らない」

部分的には、そうかもしれない。


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