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「もふもふの5年間」

この道に進みたいと思ってから、必死にやってきました。

その年で?
結婚は??
子供(出産について)は考えているの?
いったい何を思って??

私を心配して、たくさんの声がありました。
掛け持ちで仕事を増やして、朝から晩まで。
休みの日も単発のアルバイトをして、見る人から見たらきっと滑稽にうつっていたかもしれません。

それでも、どうしても進みたい想いに動かされていました。
どうしても鍼灸師になりたかったのです。

進学してからも朝は4:30起床。
家から学校の入り口までだったら片道で悠に3時間を越える移動距離。帰宅は22:00台。
睡眠時間は平均4時間。

引越しをオススメされることがあったけれど、自分の心の安定と、学費と、学会や外部の勉強会へも参加したかったこと、働ける時間に制限がかけられていることから、これが自分のベストだと判断しました。

簡単なことではありませんでした。それでも頑張れたのは、
鍼灸師になりたい、
家族や自分と関わる全ての人の力になれる自分になりたかったからです。


たくさんの悔しい思いをしてきました。

祖父が何度目かの脳梗塞で植物状態になってしまったときに。
自分の家の2頭🐕‍🦺が対症療法しかない病にかかってしまったときに。

人や動物が亡くなるたびに自分の無力さを思い、もっと自分にできることを増やしたい。とずっと思ってきました。

いつかは自分にも家族ができたらいいな。

けど、そんな思いに反して、私は自分の子を守れるのかな。…という不安がつきまとっていました。

悩みの中、日々を過ごしていました。そんな折に母が顔面神経麻痺に…。

病気について分からない、年末で病院がやっていない、父は年末は忙しく手が空かない…
「顔がこのままだったらどうしよう。」
母の思いが伝わってきて、どうにかしなきゃ!と必死でした。鍼灸師さんとの出会いがあり、年末にやっている病院を見つけ、病院と治療院を通う毎日。

母から少しずつ症状が改善され不安が小さくなっていく様子を見た事、私自身も治療を受けて長年の不調が楽になったこともあり
「学びたい」と思うようになりました。

だから、長距離通学も苦じゃなかったのです。
もっと悔しい思いを知っているから。

この5年の間にたくさんの出会いと別れがあって、話が全然まとまらないのです。
いろんな学びがありました。

明日は卒業式です。
これからがスタートなのだと思います。
節目を迎えるにあたり、今の気持ちを残しておきたいと思います。


鍼灸師として働いています。 将来は自分の治療院を構えたい!と現在 修行中です。 いただいたサポートは将来、治療院を開院する資金として使わせていただきます(*´꒳`*)☆