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令和4年第4回定例会 一般質問の概要

11月30日から第4回定例会が始まります。
一般質問の準備を進めています。
私の出番は2日目、11月30日(水)13:20頃から(60分)

市長、教育長への最初の質問及び概要は以下のとおりです。


1.防災行政について
(1)総合防災訓練の振り返りについて
(2)災害医療体制の構築について

10月16日に行われた総合防災訓練について、9月の定例会で一般質問させていただきました。このところ地震も多く非常に危機感をもっており、9月に引き続き質問させていただきます。

各避難所の設置運営訓練がされたわけですが、小中学校における①自主防災組織の参加状況について、また女性の参加状況について②避難所運営連絡会が訓練前に全大会が開催されているが、どのように当日の訓練に活かされたか③災害対策本部との情報伝達訓練の状況について、そして④医療救護所となる保健センターの訓練の状況及について、また、見えてきた課題等について伺います。
 
また、西多摩保健医療圏地域災害医療連携会議・福生ブロックによる震災等の災害時における緊急医療救護訓練が、公立福生病院で11月5日に行われました。この訓練は、災害医療体制の構築に向けた重要な訓練だと考えます。その訓練の中でトリアージ訓練が行われたと聞いています。

トリアージは災害時の傷病者の緊急度や重症度に応じて患者を選別する際に用いられるもので、災害医療体制の構築に向けた重要なものだと考えますが、実際にはどのようなものなのか、また当日は、どのように行われたのか伺います。

またこの点で、災害拠点病院である公立福生病院と他の医療救護所や災害拠点連携病院との連携が重要であると考えますが、保健センターでのトリアージ訓練について、さらには災害拠点連携病院との連携について伺います。


2.関係人口について

3年ぶりに開催された、全国都市問題会議に参加しました。テーマは、「個性を生かして「選ばれる」まちづくり、何度でも訪れたい場所になるために」。

私が注目したのが、今回質問として取り上げる「関係人口」で、これは、短期間の交流や観光という関わり方ではなく、長期に暮らし続ける定住という関わり方でもない、その間にある、新しい地域との関わり方であり、交流人口でも定住人口でもない、第3の人口の考え方「観光以上、定住未満」という表現がされていました。

こうした交流人口は、その当該自治体の住民以外のファンと考えてよいと思いますが、このファンをどのように確保し、増やしていくかが、自治体が今後生き残っていく上での鍵となり、そのために、まちの魅力をどのように発見し、創造し、磨いていくか、といった取り組みが、各研究者や首長、実践活動家から報告されていました。

例えば、岐阜県飛騨市長 都竹淳也氏は「人口減少先進地の挑戦~ファンと共に取り組むまちづくり~」と題した報告の中で次のようなことを述べています。

我々は人口減少を不可避な現実として受け止め、それを前提に地域づくりを考えなければならない。そう考えると、頼りになるのは、地域外の方々だ。移住はしなくとも、心を寄せ、力を貸してくれる方と交流を深めることが地域の力となる。そうした考えから2007年に「飛騨市ファンクラブ」が成立した。会員数は2022年7月現在で9900人を突破しており、海外在住の方もいる。「飛騨市ファンの集い」は会員の多い東京、大阪、岐阜で開催された。

こうした中で、会員の中から自主的に飛騨市に来て、ボランティア活動を手伝う者もあらわれた。関係人口の存在に気付いた。そして関係案内所「ヒダスケ」(「飛騨市を助ける」=ヒダスケ)をスタートさせた。ヒダスケでは、手伝ってもらいたい地域の課題をプログラム化してWEB上に掲載し、参加者を募っている。

関係人口は移住しない人が圧倒的に多い。きっかけとなる滞在が一度でもあることが重要であり、楽しい自己有用感が感じられる、といった経験が地域に対する愛着度を高めてくれる。

このような趣旨の報告をしています。そこで、ボランティア活動との関連でも、考えていきたいと思いますが、この関係人口について所見を伺いたいと思います。


3.読書活動の推進について
(1)福生市の先生が選んだ100冊の策定経緯について
(2)福生市の先生が選んだ100冊の今後の活用について
(3)読書力を培うための学校図書館の活用について
(4)本市における学校図書館等へのデジタル図書の導入について

令和3年6月市議会一般質問で、「言語能力の育成」について質問いたしました。それは、言語能力、国語力が、現代社会を生きるための基本的な生きる力であり、考える力の源泉であり、学童期に読書に十分に親しむことが、その後の人生を豊かなものとする、という確信があったからです。

教育長からは「言葉は、児童・生徒の学習活動を支える重要な役割を果たすものであり、言語能力は全ての教科における資質・能力の育成や、学習の基盤となるもの」であり、「今後は、令和3年3月に改定いたしました「第四次福生市子ども読書活動推進計画」に基づき、読書活動を一層推進し、図書館と学校司書が連携して毎年度作成している小・中学生向け推薦図書リストに加えて、例えば、福生市の先生が選んだ100冊等、市教育委員会として、小・中学生時代に是非読んでもらいたい推薦図書を選定するなどして、児童・生徒の言語能力の向上に取り組んでいく」という積極的な答弁がありました。

このたび、市教育委員会は、「福生市の先生が選んだ100冊」を選定したと聞いています。そこで(1)福生市の先生が選んだ100冊はどのように策定したのか、経緯について(2)福生市の先生が選んだ100冊を、今後、どのように活用していくのか伺います。

そして(3)読書力を培うためには学校図書館の活用が重要であるとわつぃは考えますが、その認識について、また、(4)児童・生徒は一人1台iPadを持っています。「福生市の先生が選んだ100冊」を活かしていくには、学校図書館等へのデジタル図書の導入が必要であると考えますが、所見について伺います。



4.令和における福生市立学校の在り方検討会委員会について

(1)小中一貫校の検討について

10月24~25日 総務文教委員会で、兵庫県小野市と姫路市の「小中一貫教育の取り組みについて」視察してきました。

小野市は、小学校8校、中学校4校、特別支援学校1校 高等学校(県立)2校。全校が小中一貫校5・4制を採用していて、視察では、市立河合中学校を見学しました。6年生が中学の校舎で授業を受けている様子などを見ました。 小野市では、東北大学教授の川島隆太氏(小野市教育行政顧問)との協力のもと、脳科学に基づく小中一貫教育が行われている。「前頭前野」を鍛えることは「生きる力を育み、心の教育につながるとし、重点施策として「おの検定」「16か年教育」「小中一貫教育」を展開しているとのことでした。

姫路市は、小学校66校、中学校32校、義務教育学校3校※、特別支援学校(市立)1校、高等学校(市立)3校。 義務教育学校3校で白鷺小中学校が施設隣接型、姫路市立四郷学院が施設分離型、姫路市立豊富小中学校が校舎一体型で、4・3・2制を採用しており、児童・生徒がリーダーとなる機会が3回ある(1~4年生ジュニアリーダー、5~7年生ミドルリーダー、9年生シニアリーダー)ということでした。

今回は、これらの視察を踏まえた形で質問していきたいと思いますが、さて、令和3年第4回定例会で私が「小中一貫校等今後の本旨における教育構想について」質問した際に、教育長のご答弁があった「令和における福生市立学校の在り方検討会委員会」が開催され、小中一貫校の導入について検討されています。そこで、これまでの開催状況について、また小中一貫校の検討状況について伺います。


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