ご機嫌が最大限のパフォーマンスを発揮する

こんにちは、石引美穂です。
ご無沙汰してしまいましたが、またnoteを更新していこうと思います。

少し前に、「スラムダンク勝利学」の著者である辻秀一先生のお話をお聞きする機会があったので、その時の学びを書きたいと思います。


「スラムダンク勝利学」の著者、辻秀一先生ってどんな人?

辻先生は、もともとは内科医だったところから、人の病気を治療することよりも「本当に生きるとは」ということに対して向き合い、QOL向上のサポートを志されました。その後起業、応用スポーツ心理学をベースに個人や組織のパフォーマンスを最大化するための独自の「辻メソッド」によるメンタルトレーニングを展開されています。
多くのスポーツ選手のサポートはもちろんのこと、その活躍の幅は芸術、ビジネス、教育の分野など多方面にわたっていらっしゃるようです。

パフォーマンスを最大限発揮する状態をつくる

先生のお話のキーワードは「ご機嫌」でした。
ご機嫌でいること。
それ自体が、仕事やスポーツにおいてのパフォーマンスを最大限発揮できる自己の状態をつくり、結果を出すことにつながるのだそうです。
先生は、「ご機嫌の価値」を、伝えていきたいのだとお話されていました。

人には「認知脳」と「非認知脳」というものがあるそうです。
認知脳は、意識が外側にむく脳の働きのこと。
他人や環境、出来事など、自分の外側にあるものを、常に情報として意識していて、これによって「何をすべきか」を考えて実行するという、認知的な脳の働きです。
この外側にあるものには、「過去」や「未来」も含むそうです。
一方、非認知脳とは、意識が「内側(自分)に向く脳の働き」のこと。
感情など心の動きの状態であり、目に見えない部分です。

自分が認知的な状態になっているという事実を意識して、その上でどうしたらいいのかを考えるのだそうです。
大切なのは「今」。
過去でも未来でもなく、「今」に集中する。
「失敗したらどうしよう」というのは、未来にとらわれている状態なので、これを切り離し、今、自分にできることを、全力でやることで最大限のパフォーマンスをだすことができるそうです。

そして、たとえ失敗したとしてもご機嫌であることが大切なのだそうです。
それによって、次の行動に対して取り組む姿勢にきりかえることができます。

どのようにして、ご機嫌でいるのか

では、ご機嫌はどうやって作るのでしょうか。

辻先生は、自分の「好き」を大事にしなさいとおっしゃっていました。
ただし、「好きなことを仕事にしよう」とか、「仕事を好きになりなさい」ということでは、ないそうです。
自分が好きなことは、人と比較しないものだというのがポイントでした。
たしかに、私はモフモフした動物や雑貨が大好きで、それを見つけるだけでテンション上がりますし、周りがどんなに冷ややかな対応でも(あまり付き合ってくれる大人はいません)、私のテンションには影響しません。

パフォーマンスをあげるための2つのこと

先生のお話を聞いて、私がよいパフォーマンスで仕事をするために必要だと思ったことは2つです。
一つは、自分の管理下にあることと、ないことを切り分けるということ。
管理下にないことに頭をつかっていても、仕方がありません。
もう一つは、自分がご機嫌になるための「好き」を理解し、効果的に使うこと。
自分の扱い方を、自分が把握しておくということですね。

心を整えてご機嫌で物事にとりくむことで、みなさんの仕事のパフォーマンスがより向上したらいいですよね。
ぜひ、試してみてください。



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