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ソルビトールって何ぞや?

ソルビトールを一言で言うと「糖アルコールの一種」だそうです。
糖アルコールって何でしょう?

糖アルコールとは?

糖アルコールとは、一般的に、糖質が持つ「カルボニル基」と言われる化学物質に水素を添加(還元反応)した糖質の総称です。
いわゆる人工甘味料です。

「糖アルコール」は以下の種類があります。

糖アルコール一覧

  • エリトリトール

  • グリセリン

  • HSH

  • イソマルト

  • ラクチトール

  • マルチトール

  • マンニトール

  • ソルビトール

  • キシリトール

  • スクロース

糖アルコールの3つの共通特長

  1. 熱、酸、アルカリに強い

  2. 微生物の増殖を抑える

  3. 消化・吸収されにくい

1.熱、酸、アルカリに強い

化学的に安定な糖質であることから、熱や酸、アルカリによる分解や着色が起こりにくい。

2.微生物の増殖を抑える

糖アルコールは、微生物の栄養源になりにくいことから、微生物の増殖を抑える。

3.消化・吸収されにくい

糖アルコールは生物学的にも安定な糖質であることから、消化吸収されにくい糖質で、血糖値やインシュリンレベルにも影響しない。

ソルビトールの用途

甘みが砂糖の60%程度、カロリーは同じ重量の砂糖の70%程と言われており、体に吸収されないためダイエット食品や飲料・サプリメントに使用されています。また、清涼感がもあることから飴やガムなどのお菓子類に使用されています。
他に、ソルビトールは保湿性・安定性があるため煮豆や生菓子などに使用されています。また、コンビニのおにぎりにもお米がぱさぱさにならないよう加えられているそうです。

ソルビトールは安全なのか?

摂取することでの症状

過剰摂取は要注意です。以下の症状が出る場合があります

  • お腹が緩くなる

  • 腹痛

  • 下痢

糖アルコールの3つの共通特長の「3.消化・吸収されにくい」にもありましたようにソルビトールが小腸では吸収されないために起きてしまう症状です。
WHOでは、毒性が低いので一日の摂取許容量を定める必要はないとされているそうですが、
1日に50g以上摂取すると下痢を引き起こすことがあるとも言われています。

砂糖と違い血糖値に影響を与えないため安全のように感じますが、糖尿病の方は摂取に注意が必要な甘味料です。

高血糖状態では神経細胞中に異常に蓄積され細胞の働きを阻害し合併症を引き起こすことがあります。

発がん性はないのか?

ソルビトールに発がん性などの毒性報告はなく、国際機関でも安全性は評価されているそうです。

歯への影響

ソルビトールは、一般に「虫歯の原因にならない」「酸を生成しない」という宣伝がされていたりしますが、
実際には砂糖より速度的には、酸を生成するのは遅いだけで、「酸を生成しない」わけではないそうです。(Wikipediaにより)
つまり、速度は遅いが虫歯になる可能性はあると言うことです。

最後に「ソルビトール」が含まれた食品は私個人的には摂取しない方が良いなと調べてみて改めて思いました。
と言うのも、コンビニのおにぎり食べてお腹が痛くなったことがあるんです。
家でおにぎり握って食べてお腹が痛くなったりしたことがないのですが、何でだろうと思っていました。
それは、この「ソルビトール」が原因だったのかもしれません。
いずれにせよ、化学物質には変わりないので、できるだけ摂取したくないですね。






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