3年間のニート生活を脱した話。

私は大学卒業後3年3ヶ月定職に就かないニート期間があった。

厳密に言えばイベント関連の派遣のバイトに登録をしていたが夏に少し働くだけで、冬場はほとんど働かなかった。

そんな家と社会を渡り鳥していた私だが、その終わりは案外呆気ない。

職業訓練を受け、資格を得た後に、外部から来ていた講師の働く職場に就職したのだ。
具体的に私の場合、介護福祉士実務者研修という介護の資格を得て、縁あって特別養護老人ホームというところに就職した。

通学期間は半年。
授業料は無料。(教科書代は有料)
私は該当しなかったが、失業中の人は失業保険を受給しながら学べる。

結構むかし、テレビの番組で(たしか「ザ・ノンフィクション」だった)でスーパーニートを自称するphaさんという方が職業訓練はおすすめ的なことを言っていたのを覚えていた。

何かを始めたくて、何もかもを変えたかった私は金の掛からないこの学校に通うことを決め、その後は大学時代には考えられないようなスムーズさで就職が決まった。
あの大学時代の地獄の就職活動とはなんだったのか……。そう思える程に。

独身で高給取りでもないが、基本的に劣等感の塊で“自分ごときが背伸びしたらアカン”の精神(笑)で、ミニマルな生活を送っている為、現状不自由はない。現在では、介護福祉士の国家資格を取得し、一人暮らしも始め、念願だった“普通の人”としての人生を送っている。たまには旅行にだって行ける。

そんな私だが、近々退職する。
辞める理由は様々ある。

ただポジティブなところでいえば、漠然とだが、台湾に行きたいなと思っている。

人生って何があるかわからない。
そんな今日この頃。


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