遺品整理も生前整理もしない！
最近は、生前整理や終活、そして遺品整理と言う言葉を以前よりも頻繁に聞くようになりました。
正直に言いますが、生前整理や終活などしている暇はないと思っています。
今です！
今しないでいつするのですか？
生前整理や終活等と言うのんびりした言葉を使っていると、明日やろうとなってしまうのです。
なのでわたしは
【今活（いまかつ）】と題した講演活動を2018年からやってきました
明日が来るかどうかもわからない昨今！
明日が来たとしても、自分がそこにいるかどうか保証はありません。
私の母は78歳の時にくも膜下出血を発症！
母は丈夫な人で風邪1つ引いたことがない人でした。
それが78歳の時にいきなり脳の手術をしたわけです。
幸いドクターにも恵まれ、僅か1カ月で後遺症もなく、歩いて退院しました。
初診の時に診て下さった先生は『歩いて退院出来る可能性は8パーセント』と言われましたが、見事8パーセントに入った訳です。
母が、くも膜下出血で倒れた時、娘の私はかなり動揺しました。
仕事がら、遺品整理や終活、生前整理には慣れているはずなのに、どうしていいのかわからない位、動揺しました
入院、手術となれば保険証やら何やら用意しなければならないものがたくさんあります。
当時は同じ町内とは言え別々に暮らしていました。
母は物持ちで、何でも捨てられない人でした。
引き出しは引き出しに非ず！
引きだせない位ギッシリと物が入ってます。
幸い、わたしはとても勘が良いので、目指す物がどこにあるのかが判ります
で、目星をつけた引き出しをこじ開けて、おめあてのものを探すのですが、そこからは、親娘の思い出の品もたくさん出て来るのです。
『お母さんが死んでしまうかも知れない…』という得体の知れない恐怖と戦い、泣きながら必死で探しものをする
身内の、それも愛する母の生前整理をする恐怖と哀しさを味わった人生初の経験でした。
わたしが体験した哀しい思いを皆様にはさせたくない！といつも思います。
生前整理も遺品整理もしない暮らしの提案！
それが【今活（いまかつ）】
なのです。
生前整理も終活もやってる暇は残念ながら、ありません
災害にいつ遭うのか？
予測不能です
わたしは3年連続で水害で避難体験をしました。
1度ならともかく、まさかの3度の避難体験です
何も悪い事はしていないのに、巻き込まれてしまうのです。
お客様のところで遺品整理のお手伝いをしますが、残されたご家族はとてもシビアです。
すべて要りません！
貯金、通帳と印鑑と現金以外は全部捨ててください！とおっしゃいます。
お客様のおっしゃることなので、ご要望に従いますが、
旅立たれた方はその光景を見てどんな思いを抱かれるだろうと思います。
自分にとってどんなに大切なものでも、他人（血縁者含）から見たらゴミでしかないのです
わたしの【今活（いまかつ）講座】に参加されるお嫁さんの立場の方たちは、お姑さんから、この家をあなたにあげると言われるそうですが、本音は家をくれるのなら壊す金も一緒にくれ！と思うのだそうです
親が建てた家なんかいらない！と
本心からそうおっしゃっるのです
家に限らず、自分が大事にしているものをゴミとして処理されたら、どんな思いがしますか？
生前整理を頼まれたお客様が言われました。
【わたしはお金を出して買ったのに、娘はゴミだと言う！捨てろ！】といつも文句を言われる！
喧嘩になる！
ほとほと嫌になったので、おそうじジョーズさんが捨ててください。
プロの方にお金を払って捨ててもらった方が、よほどせいせいします！とおっしゃられます
自分の大切なものを【ゴミ扱い】される悲しさは、半端ないです
なので、
自分の大切なものは自分で使い切る！
それは一瞬でも早い方が良いのです。
何故かと言うと、歳を重ねれば重ねるほど判断力は鈍くなり、ものが増えていくばかりなのです。
ものが増えれば家の中の危険度は増します
探しものばかりに時間を費やすのです。
時は、金なり！
一日の時間は貧富の差なく、平等に24時間です
買うときにお金を出し、捨てる時にもお金がかかる！
間尺に合わないと思いませんか？
自分で気に入って買ったものは自分で使う。
お気に入りのものに囲まれて暮らす！
それって、とても快適だと思いませんか？
生前整理も遺品整理もしない！
今です！
【今活（いまかつ）】して快適な暮らしをしましょう！
山口由紀子／あなたの家をパワースポットにする！掃除片付けの専門家
福祉住環境コーディネーター2級
おそうじジョーズ代表
きれいマイスター協会 主催
著者
片手でカンタン掃除術（セルバ出版）
10歳までに身につけたい片づけ掃除（青春出版社）
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