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フリーランスライターになって3ヶ月が経ったので変化したことを振り返ってみる

名古屋でフリーランスのライターをしているイトウユキコです。

SNSでは特にお知らせしていなかったのですが、2024年7月にフリーランスになってから3ヶ月が経ちました。

というわけで、フリーランスになる前と後の変化や現在の仕事内容について振り返ってみようと思います。

この記事はまわり道を繰り返しながらフリーランスライターになった私の体験談を紹介しています。
これからライターを目指している方や、働き方に迷っている人の参考になればうれしいです。


屋号を決めました

ライターのほかに今年はうつわのオンラインショップをプレオープンしました。

こちらは「夕凪舎」という屋号なので、ライター・編集・企画の仕事にも屋号をつけようと思い至り、
リマニ編集室
と名づけました。

リマニ=(ギリシャ語で)港という意味があるので、言葉を通じてさまざまな縁が行き交う場所になればとの想いを込めています。

数年前に同名のフリーペーパーを作ったので、マイペースに紙媒体も作っていきたいです。

仕事内容はどう変わった?

webライターという仕事と出会ってからは6年ほど。しかし、当時から順風満帆にフリーランスとして独立できたわけではありません。

「書く仕事」の近いところにはいながらも、働き方を模索して迷走していた時期でもありました。

↑の記事を書いた時期(フリーランスになる直前)は、週3日派遣社員×週2〜3日業務委託というパラレルワーク(複業)をしていました。

パラレルワークの仕事内容

ゆくゆくはフリーランスになることを意識しながら1年半ほどは派遣社員として週20時間働き、同時に業務委託でライターや企画の仕事もしていました。

派遣社員の仕事は中小企業のホームページのコンテンツ制作だったので、ライターの経験を活かすことができました。副業にも理解のある職場でとてもありがたかったです。

当時のライターとしての活動は、ECサイトの商品紹介、SEOライティング、地域メディアの企画編集ライターなどコラム寄りのものがメイン。

(会社員としてライター活動を中断していた時期も長かったので)記名記事の実績を増やさなければ!と考えていた時期でもありました。

並行して名古屋でまち歩きの企画コーディネートのお仕事もスタート。こちらは広報でライティングするほかに、ガイドさんとの調整や当日の運営に行くことも。

↓ちなみに業務委託メンバー募集中です!

フリーランスの仕事内容

基本的にはライター・編集・企画が軸であることは変わらないですが、ライティング案件の内容が変化しました。

現在の仕事内容はこんな感じ。

・WEB制作のコピーライティング
・採用広報インタビュー
・チラシ・冊子のコピー制作
・イベントレポート
・インタビュー取材
・企画コーディネート(+事務局)

①企業のお仕事が増えた
企業のクライアントさまよりご依頼いただくようになり、主にWEBサイトのコピーライティングや採用広報などのtoB向けのコンテンツ制作をする機会が増えました。

②インタビュー・取材が増えた
ライターとしての幅を広げるべく、インタビュー取材の機会を増やすように意識しました。

↓インタビューライター講座で学びながら手を動かしていた時期のことはこちら。


その結果、仕事などで出会った方からインタビュー取材やイベントレポートなどのお仕事を受注することが増えました。

また、WEBだけでなくタブロイドや冊子などの紙媒体の制作に携わることも。

③面識のあるクライアントさまが増えた
最も大きな変化としては、ネット上での受注がメインだったところから、面識がある方や紹介でのつながりでお仕事をいただく機会が増えたことだと思います。

企画のお仕事から派生したご縁や、有志の地域プロジェクト、ライター交流会などに足を運ぶようになって起きた変化です。

最近では気になるジャンルのコラムはゆるやかに応募しつつ、継続でいただいているお仕事を中心に取り組んでいます。

働き方の変化は?

フリーランスのメリット

①スケジュールの融通がきく
派遣の仕事は正社員の半分の週20時間とはいえ、平日のコアタイムに取材や打ち合わせの日程調整をするのがなかなか大変でした。
(内勤なので中抜けやオンライン対応することもできず…)

その点、いまはスケジュール調整がかなり楽になり、無理なく複数の仕事に取り組めるようになりました。

元々計画を立てるのは好きな方なので、直近2週間分ほどの取材・打ち合わせ・制作・プライベートの予定をあらかじめ決めておいて進めるサイクルで定着しています。

②通勤の負担がなくなった
以前は片道40分ほどのオフィス街に通勤していたのがなくなり疲労が軽減!
これまで通勤に充てていた時間を家事に使えているので、心の余裕ができたのは精神衛生上とても良いです。
ただ、運動不足は否めないのでその点は要注意。

③違うプロジェクトにも対応できる
いまは1日の時間の使い方が自由なので、取材が終わった後はコンテンツ制作をして、その後に企画の仕事…というようなフレキシブルな時間配分ができます。

オフィスだとできなかったちょっとしたことが隙間時間にできるようになったので、優先順位をつけて対応しやすくなりました。

とはいえ、あれもこれも同時にやろうとすると頭がパンクして非効率なので、マルチタスクではなくあくまでもシングルタスクの積み重ねを意識して取り組んでいます。

フリーランスのデメリット

①社会保険がなくなった
派遣社員を続けていた一番大きな理由が「週20時間以上の勤務で社会保険に加入できること」だったのですが、フリーランスになったので自分で国保に入らなければなりません。

社会保険だと会社が保険料の半分負担してくれたり、自動で天引きしてくれたりといろいろ恩恵があったのですがそれも全部対応が必要です。

ちなみに、雇用保険も入っていたので要件を満たせば失業保険も支給されるはずですが、すでに開業済みだともらえないはず。
勤めながらフリーランスの準備を始める人は失業保険についてはよく調べることをおすすめします。

②有給や産休・育休がない
週20時間の勤務とはいえ、出勤日数に見合った有給があったのも派遣社員のメリットでした。
体調が悪いときや急な用事のときでも有給が使えるのはありがたい…!
いまは休んだ分だけ無給になるので、休むと収入に直結します。

よく聞くフリーランスのデメリットはどう?

よく「フリーランスは孤独なのが辛い」と聞くこともありますが、わたしの場合はチームで動くプロジェクトもあるのでその点はあまりデメリットに感じていません。

むしろ、フリーランスやいろんな働き方・生き方の友人や知人が増えたので、情報交換したり相談したりして良い距離感だなと思います。

ただ、会社員と比べると確定申告などの事務作業を全部しないといけないのは面倒だし、社会保障もほぼ皆無です。

それでも職場の人間関係のストレスや、意味のない残業に疲弊していた頃に比べればストレスフリーなので、現状はこのままフリーランスを続けていければと思っています。

派遣社員をやめてフリーランスに集中した結果、収入も増えたので(出て行くものも増えたけど)、思い切って手放して集中するということも大事だと実感しているところです。

フリーランスは正解じゃなくて選択肢のひとつ

私にとっては今のところフリーランスになってよかったと思っていますが、絶対にフリーランスになるべき!とも思わないし、これがこのまま続けられるかどうかもわかりません。

ただ、今はいただいた目の前にある仕事に集中して、より良いものを作っていくことが大事だなと思っています。

もっとストイックに頑張っている方も多いですが、体調や無理なく続けられるペース、家族との時間などのバランスを考えた時に「いまの自分」にとっての最適解はこのスタイルかな、というところで、しばらくは頑張り続けたいなと思います。

次に目指す目標

2年前のしごと塾で「ライターとうつわのお店をやりたい」とプレゼンした私。
そのとき、ライターとして食べていくのは大変だよと講評で言われたのを覚えています。

それでもどうやったら実現できるのかを考えて行動を変えてきた結果、ライターの方は軌道に乗り始めました。

これからの目標はクライアントワークとしてのライターや企画の仕事だけでなく、自主事業として始めたうつわのお店を形にしていくこと。

そのために安定を手放して、自由にスケジュールを組めるフリーランスになったのです。
(事情があって計画が変わってしまいましたが、できるペースでやっていくつもり)

1日は変わらず24時間しかない中で、自分一人でうつわのプロジェクトをどうやって進めていくのかという課題はありますが、少しずつリソースを増やして両立していけたらと思います。

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